採集日記 バケツを使った水没採集 その1 −渓流性ハネカクシの採集法− 3月初旬のまだ寒い頃、いつも、ハネカクシ類の採集方法を教えていただいたり、同定をお願いしたりしている京都のハネカクシ屋、伊藤さんに、 「ご高著(昆虫と自然, 42(2): 2007)を拝見して、湿地性のハネカク... 2008.05.10 採集日記
虫と人の情報 和名考 7 <ウンゼンルリクワガタとチョウセンヒラタクワガタ、亜種の和名はどっちだ?> ウンゼンルリクワガタとチョウセンヒラタクワガタ、どちらが種名でどちらが亜種の和名か、解るだろうか?当然、クワガタムシを囓ったことがある人は解ると思う。正解はチョウセ... 2008.04.26 虫と人の情報
虫と人の情報 和名考 6 <ニセ・ダマシ・モドキ> 1982年にジョウカイボンそっくりで、♂交尾器と上翅の立った太い毛の色が異なる種を見つけて、ニセジョウカイボンという仮名で発表した(今坂, 1982)。このことが、私のジョウカイボン研究の第一歩だったのだが、その時... 2008.04.26 虫と人の情報
虫と人の情報 和名考 5 <ナミとヤマト> 九大総目録(1989)を見ると、古くからよく知られているタマムシやテントウムシは出てこない。 それでも、よくよく探してみると、それぞれ、ヤマトタマムシ、ナミテントウと改名されて掲載されているのに気が付く。 何時の間に変わっ... 2008.04.26 虫と人の情報
虫と人の情報 和名考 4 <反エコな改名> 和名は変えないで・・・との話を続ける。昨年、北隆館の昆虫大図鑑II甲虫編が44年ぶりに改訂された。私もホタルモドキ、ホタル、ジョウカイボン、ベニボタルの改訂に参加した。この図鑑のハムシの項では、ヒゲナガハムシ亜科を中心に、... 2008.04.26 虫と人の情報
虫と人の情報 和名考 3 <和名は変えないで・・・> これは余り知られていないことだが、和名を付けるための約束事(命名法)は決められていない。従って、先取権はないので、最初に付けられた和名が何であるか斟酌する必要はなく、その種をどのような和名で呼ぼうと自由である。 ... 2008.04.26 虫と人の情報
虫と人の情報 和名考 2 <和名って必要?> 「そもそも和名って、必要か、必要でないか?」と聞かれて、誰も「必要ではない」とは答えないと思う。学問にしろ、仕事にしろ、趣味にしろ、生き物を扱う人は名前がないと扱えない。時に「名も無い花、見知らぬ虫」と書かれることがあっ... 2008.04.26 虫と人の情報
虫と人の情報 和名考 1 <和名の混乱> 昨年、カワトンボ類が整理されて、ニシカワトンボがカワトンボに変更された。さらに、オオカワトンボは新しくニホンカワトンボに、カワトンボは新しくアサヒナカワトンボと言う和名に改名された。 また、昨年ルリクワガタ類も再検討されて、... 2008.04.26 虫と人の情報
虫と人の情報 佐賀県の甲虫リストを掲載しました 自然系調査掲示板に、佐賀県産甲虫目録2008年版をアップしましたので、お知らせします。 種リスト1 ナガヒラタムシ〜コメツキモドキ 種リスト2 オオキノコムシ〜キクイムシ 文献リスト 佐賀県産甲虫目録は西田(2005)によって、初めて県全体... 2008.04.17 虫と人の情報
虫と人の情報 最新ハムシ事情図説2 -イノコヅチカメノコハムシ- 今回より、新顔や問題のあるハムシを取り上げて、注意を喚起したいと思っています。 まず、第一に、一昨年、南 雅之・滝沢春雄(2005)東京都本土部のハムシ. 神奈川虫報, (149): 1-21.によって国内の分... 2008.03.31 虫と人の情報