imasakas

採集日記

夏の終わりの幹掃き採集はダメ

今年の夏は本当に暑かったですね。40度なんて、考えられない温度の所まで出たりして・・・。 ようやくお彼岸になり、朝夕はいくらか過ごしやすいこの頃ですが、山ではもう、秋の気配もしているだろうと、9月26日、いつもの多良山系の轟の滝へ、幹掃き採...
虫と人の情報

ホタル類の系統に関するDNA解析の論文

先日、ホタル類の系統に関するDNA解析の論文が、国際学術雑誌Geneに、名古屋大学の提髪(さげがみ:現・大場)玲子、九州大学の高橋直樹、名古屋大学の大場裕一の3氏により発表されました。 詳細は当ホームページの最新の昆虫の話題のコーナーに掲載...
虫と人の情報

大塚さんの風呂敷包み

熊本県の昆虫相解明に生涯を捧げられた大塚 勲さんが亡くなって、はや、2ヶ月余り経つ。先日、久留米昆蟲研究會の荒巻事務局長の依頼に応じて、會の連絡誌「久留米虫だより No.197」(2007. 7. 15発行)に追悼文を書かせて頂いた。ここに...
採集日記

幹掃き採集 その6 梅雨が明けても幹掃き採集?

なかなか明けなかった九州の梅雨は、7月23日になってようやく梅雨明け宣言が出されました。末期に台風まで来襲して、今年の梅雨は、例年の1.5倍くらいは降ったようです。幸いにして、北部九州は土砂崩れや浸水、強風の害も免れ、無事に夏を迎えました。...
採集日記

アオハムシダマシ属をめぐって(その5)

日本産Arthromacraアオハムシダマシ属の研究事始め 日本産アオハムシダマシ属Arthromacraの種を最初に記録したのはLewis (1895)で、Arthromacra viridissima (原産地:宮ノ下、大山、東京、日光...
最新チェックリスト

日本産ジョウカイボン科チェックリスト070706

日本産ジョウカイボン科甲虫は、1989年発行の九大総目録には23属93種2亜種が掲載されていた。その後、Nakane & Makino (1989〜1990)を皮切りにして、Takakura (1989)、Ishida (1989)、Tak...
採集日記

幹掃き採集 その5 梅雨の晴れ間は幹掃き採集(高良山編)

九州は、今年は6月10日前後から梅雨に入りました。梅雨になったとたん、これでもかというように切れ目無く雨が降ります。一度、6/25-27日に中休みがありましたが、その期間を除いて、連日確実に雨が降っています。近年の梅雨は、しとしと、という形...
採集日記

アオハムシダマシ属をめぐって(その4)

タカハシアオハムシダマシ この頃、親戚を頼って、山口県徳山市(現在は周南市)まで毎月商売に出かける話がまとまった。旅先での無聊を慰めるために周南昆虫同好会に入会し、中原氏(その後故人)、高橋氏、池田氏などと知己を得た。 彼等から、県境を越え...
採集日記

佐賀昆虫同好会149例会(採集調査会)ルポ

2007年6月9日夕刻から10日にかけて、佐賀市三瀬村藤村の林道金山脊振線において、佐賀昆虫同好会149例会(採集調査会)が開催された。 今坂は多少早めに現地(脊振山系高山・標高727m・の北側の谷)に到着したが、既に、市場会長、幹事役の吉...
採集日記

アオハムシダマシ属をめぐって(その3)

雲仙と多良岳のアオハムシダマシ類 半年ほどの採集と放浪を経て、年末に長崎県島原市の実家に戻った。たいくつな田舎暮らしと、休みのない家業の毎日を過ごす中で、遠隔地へのカミキリ採集旅行は断念した。自宅からの日帰り採集がせいぜいで、町の背後にそび...