虫と人の情報

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分化線による九州の生物地理−西九州と東九州− その1

2008年12月7日、神奈川県立生命の星・地球博物館1階 講義室において、神奈川昆虫談話会12月例会の招待講演として、表題のようなお話をしてきました。以下にその内容を多少アレンジしてお知らせします。 少し長くなるので、数回に分けて紹介します...
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神奈昆の12月例会

12月7日に開催された神奈川昆虫談話会の例会に、講師として出かけてきました。 もう一年以上前になりますが、神奈昆のぬし・平野さんを、市房山まで案内する機会があり、帰路、「神奈昆で何か話して欲しい。」と談判されました。 この時は、まだ一年も先...
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掲示板についてのお知らせ

いつもホームページを見ていただいてありがとうございます。 早いもので、2007年3月に開設以来、1年7ヶ月が経ってしまいました。その間多くの方から励ましや助言をいただいて続けております。改めて、見ていただいている各位に心よりお礼申し上げます...
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和名考 7

<ウンゼンルリクワガタとチョウセンヒラタクワガタ、亜種の和名はどっちだ?> ウンゼンルリクワガタとチョウセンヒラタクワガタ、どちらが種名でどちらが亜種の和名か、解るだろうか?当然、クワガタムシを囓ったことがある人は解ると思う。正解はチョウセ...
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和名考 6

<ニセ・ダマシ・モドキ> 1982年にジョウカイボンそっくりで、♂交尾器と上翅の立った太い毛の色が異なる種を見つけて、ニセジョウカイボンという仮名で発表した(今坂, 1982)。このことが、私のジョウカイボン研究の第一歩だったのだが、その時...
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和名考 5

<ナミとヤマト> 九大総目録(1989)を見ると、古くからよく知られているタマムシやテントウムシは出てこない。 それでも、よくよく探してみると、それぞれ、ヤマトタマムシ、ナミテントウと改名されて掲載されているのに気が付く。 何時の間に変わっ...
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和名考 4

<反エコな改名> 和名は変えないで・・・との話を続ける。昨年、北隆館の昆虫大図鑑II甲虫編が44年ぶりに改訂された。私もホタルモドキ、ホタル、ジョウカイボン、ベニボタルの改訂に参加した。この図鑑のハムシの項では、ヒゲナガハムシ亜科を中心に、...
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和名考 3

<和名は変えないで・・・> これは余り知られていないことだが、和名を付けるための約束事(命名法)は決められていない。従って、先取権はないので、最初に付けられた和名が何であるか斟酌する必要はなく、その種をどのような和名で呼ぼうと自由である。 ...
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和名考 2

<和名って必要?> 「そもそも和名って、必要か、必要でないか?」と聞かれて、誰も「必要ではない」とは答えないと思う。学問にしろ、仕事にしろ、趣味にしろ、生き物を扱う人は名前がないと扱えない。時に「名も無い花、見知らぬ虫」と書かれることがあっ...
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和名考 1

<和名の混乱> 昨年、カワトンボ類が整理されて、ニシカワトンボがカワトンボに変更された。さらに、オオカワトンボは新しくニホンカワトンボに、カワトンボは新しくアサヒナカワトンボと言う和名に改名された。 また、昨年ルリクワガタ類も再検討されて、...