虫と人の情報

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「ふんコロ昆虫記」の紹介

かつての同僚、下野さんから、「ふんコロ昆虫記」が送られてきた。 (表紙) パラパラと、めくってみる。 著者は日本産フン虫研究の第一人者、塚本さんを始めとして、先年、発行された「日本産コガネムシ上科図説第1巻 食糞群」の著者、河原さん、その図...
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速報!!「日本産ヒラタムシ上科図説第1巻」が発行されました

連休明けの5月10日、平野さんから、待望の「日本産ヒラタムシ上科図説第1巻」が送られてきました。 ちょっと前から、予告されていたこのシリーズがいよいよ発行されたわけです。 (表紙) 第1巻は、ヒメキノコムシ科、ネスイムシ科、チビヒラタムシ科...
最新チェックリスト

色の話 その3−付 日本産ハンミョウ科チェックリスト−

さて、日本産ハンミョウのうちの残り、Cicindela属の紹介を続けます。 まず、コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica japanensis Chaudoir、本州、四国、九州の、砂地の河原に分布します。(左:...
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ホームページの不具合の解消

いつもホームページを見ていただいてありがとうございます。おかげさまで、開設後、2年を迎えることができました。 しかしながら、常々、複数の方から、掲示板の体裁について、「図版と字の並びがおかしい」「表などがずれている」等、画面の不具合を、指摘...
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色の話 その2

ハンミョウの鞘翅の紹介を続けます。 コハンミョウ Myriochile specularis (Chaudoir)、分布は北海道、本州、四国、九州、種子島、トカラ悪石島、奄美大島、喜界島、加計呂麻島、徳之島、久米島、伊良部島、与那国島です。...
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色の話 その1

色の話と云いましても、人間のいわゆる色好みの話ではありません。虫の色、それもキラキラ光る金属光沢の色の話をしたいと思います。 話を始める前に、ちょっと、クイズをしましょう。まず、第一問。次の写真は何でしょうか。 これだけ見て、これが何か解る...
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日本産マドボタル属の研究(予報1)

2008年12月25日に、陸生ホタル生態研究会より、「2007年度調査研究年報」が発行され、その13-28ページに、以下の報告を発表しましたので、お知らせします。 今坂正一(2008)日本産マドボタル属の研究(予報1)−本土のマドボタル属は...
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虫屋の忘年会−付 九大博物館の文献と標本の受け入れ−

12月27日(土)、吉野ヶ里駅近くの吉野ヶ里温泉で、虫屋の忘年会を開催しました。この会は、元々は、アセスメント調査の仲間で忘年会を始めて、今年で3回目です。 年々、参加者は虫屋が多くなってきたので、アセス以外の大学関係者や、アマチュア同好者...
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分化線による九州の生物地理−西九州と東九州− その3

さて、延々と、島原半島と多良山系のファウナ比較について述べてきましたが、そろそろ、本題に入りたいと思います。 ファウナ全体としての比較では、その2で述べた以上の細かい内容を知ることが出来ません。当然、地史や分化時期などについての考察の材料に...
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分化線による九州の生物地理−西九州と東九州− その2

<島原半島>雲仙噴火で知られる島原半島は、長崎県南部の有明海に突き出る島嶼性の強い半島で、長崎市と熊本市のほぼ中間に位置しています。東西25km、南北32km、面積463k?で、おおまかに言うと東京23区や、屋久島、西表島などとほぼ同じ広さ...