南大隅五日目(5月12日・最終日)
愈々帰る日になりました。
雨は止んでいますが、陽はまだ出ていません。
今回はまったく不調だったので、リベンジの必要があります。
今年の夏は動けないので、宿の女将に、「来年の夏の予約を・・・」と言ったら、鬼(失礼)ではない女将に笑われてしまいました。
「この年では、来年も宿をやっているかどうか・・・」
こちらも同様、来年、ここまで来る元気があるかどうか怪しいものですが、空元気で、「やってたらお願いします」と無理矢理予約をしました。
宿を出て、すぐ左の、漁港の手前の砂浜に設置したベイトトラップとイエローパントラップを回収します。
あれあれ、イエローパントラップには甲虫はクズノチビタマムシ△が1頭入っていただけです。
(佐多戸塚の海岸)

ベイトトラップの方も、大半が雨で水が出て浮いたりして、殆ど入っていません。
ただ砂浜の一角で、オオサワシラケチビミズギワコメツキ△が沢山と、アカアシコハナコメツキ△が少し入っていました。
なお、今回も以下のように種の分布型によって表示します。
注目すべき分布パターンである種子島・屋久島から九州西岸、四国南岸、紀伊半島南岸、時には伊豆諸島まで分布する分布型(種子島・屋久島型)には、和名の後に◎印を付けます。
また、南大隅固有種とその他・分布範囲不明種には☆を付けます
和名だけの種は本土系で鹿児島県を南限にする種、和名の後の△は本土系で屋久島・種子島までいる種、○は琉球~本州までいる南方系種、*は南大隅初記録種です。
早々に、次へ向かいます。
今日は、県道74号線のトラップを回収しがてら、伊座敷に抜けて、国道269号線沿いの海岸線を探索してから帰宅する予定を立てています。
(5月12日のコース:矢印)

さて、今回の採集紀行中、1地点の確認種数が最も多かったのが、次の、イノシシの檻の地点です。
それで、ここはさらに念を入れて採集することにします。
前回も叩いた伐採木と、古いシイタケのホダ木を叩いてみますが、コヨツボシアトキリゴミムシ○、オオヒメキノコハネカクシ△、ウスオビカクケシキスイ○、ハスモンムクゲキスイ、アカハバビロオオキノコムシ、カワムラヒメテントウ、ヒゴキノコゴミムシダマシ、キバラヒメハムシ△、ヤツボシヒゲナガゾウムシ○、シリジロメナガヒゲナガゾウムシ*、ミスジマルゾウムシ○などは、10日と同じ顔ぶれです。
(林縁の伐採木)

それ以外に、ムネクリイロボタル、ハロルドヒメコクヌスト△、ルイスチビヒラタムシ△*、カタモンムクゲキスイ*、ヨコモンヒメヒラタホソカタムシ○*なども得られましたが、やはり、同じ所を叩いても、そうそう追加は得られません。
(左から、ルイスチビヒラタムシ、ヨコモンヒメヒラタホソカタムシ)

ここのシイタケのホダ木の上には、ライトFITを2基設置していましたが、1つは駄目で、もう一つに、ツツナガハネカクシ△*、ルイスセスジハネカクシ○*、チャイロツヤムネハネカクシ*、ヒゲナガコメツキ△、マルガタカクケシキスイ○、ネブトヒゲナガゾウムシ△の6種が入っていました。
(左から、ツツナガハネカクシ、ルイスセスジハネカクシ、チャイロツヤムネハネカクシ)

大概叩いて、林内と伐採木は諦めて、周辺の林縁をビーティングし、さらに、道の反対側の耕作放棄地の雑草をスウィーピングし、縁のススキのビーティングします。
(道の反対側の耕作放棄地)

こちらにも結構虫が見られます。
アオグロヒラタゴミムシ△*、ヤマトシリグロハネカクシ○*、タチゲクビボソハネカクシ○*、ヒメアシナガコガネ△、ジュウシチホシハナムグリ△、マダラチビコメツキ○、クロツヤクシコメツキ*、アカアシオオクシコメツキ○、クロクシコメツキ△、ミツモンセマルヒラタムシ○、セスジヒメテントウ△、キアシクロヒメテントウ、フタモンクロテントウ○、ニジュウヤホシテントウ○、オニアカハネムシ、ヤマトニセクビボソムシ○、キクスイカミキリ△、コガタルリハムシ○*、クワハムシ△、ヒメドウガネトビハムシ○、ダイコンナガスネトビハムシ○*、ツマキタマノミハムシ△、ホソチョッキリ、タデノクチブトサルゾウムシ○*などが見つかりました。
特筆する種もありませんが、春に耕作地周辺でも普通に見られる種が、まだかなり南大隅では記録されていないことが解ります。
(左から、タチゲクビボソハネカクシ、ジュウシチホシハナムグリ)

國分さんも林縁を叩いて、ハナムグリ△、マルムネジョウカイ、ヒメカメノコテントウ○、キイチゴトビハムシ○*、キバネマルノミハムシ△、メダカケブカキクイゾウムシ○を採られていました。
さらに、次の伐採跡の裸地に設置したイエローパントラップには、甲虫はヒメカメノコテントウとキイチゴトビハムシ○*のみ。
この後、峠までの間に、点々とライトFITを掛けていたのですが、半数は風で飛ばされ、残りの半数には、
クロモリヒラタゴミムシ○、オオアオモリヒラタゴミムシ○、クビアカモリヒラタゴミムシ○、ヒメクロデオキノコムシ*、コキムネマルハナノミ△、ゴホンダイコクコガネ、カミヤビロウドコガネ△、ヒゲコメツキ△、ヒラタクシコメツキ*、ミツメニンフジョウカイ△*、クギヌキヒメジョウカイモドキ、カタボシエグリオオキノコムシ、ダルマチビホソカタムシ○、フタツノツヤツツキノコムシ*、カトウカミキリモドキ△、ナガハムシダマシ*、ナガニジゴミムシダマシ○、チャイロヒメハナカミキリ、セアカケブカサルハムシ○が入っていました。
このうち、カミヤビロウドコガネの後肢の腿節板の先端は、本土の別の地域同様、ちゃんと長く尖っていました。
(左から、南大隅産カミヤビロウドコガネ、種子島産近似種)

(緑矢印:後肢の腿節板の先端、上:南大隅産カミヤビロウドコガネ、下:種子島産近似種)

昨年出かけた、種子島で採集したカミヤビロウドコガネのソックリさんの種は、この部分が短くて、尖っていません。
種子島から至近距離にある南大隅で尖っていることから、改めて、種子島産は別種(ニュー?)と確信した次第です。
また、クギヌキヒメジョウカイモドキは、馴染みのある福岡県産などと、微妙に違う気がします。
特徴的な♂の上翅末端を比較してみると、やはり、どこか違う気がします。
(♂上翅末端、左から、南大隅産、久留米市産、上段:背面、下段:斜め背面)

今のところ、地域変異なのか、個体変異の延長なのか、定かではありません。
しかし、福岡県の別個体を調べてみたところ、なんとなく、南大隅産に似ている気がしました。
地域変異と言うより色んな個体変異があるのでしょう。
それより、そもそも、この♂上翅末端の鈎状突起(赤矢印)とそこから生えている変な突起(黒矢印)は何なのでしょう?。
こんなものは、日本産甲虫の中でも、この種と近縁種以外、まったく見られない構造です。
これは、クギヌキヒメジョウカイモドキの属・Kuatuniaとその周辺属の♂に見られる特徴ですが、分類に利用されているものの、この構造の意味について言及した報告を知りません。
♂にしか見られないので、交尾に必要な構造と思われますが、これをどう使うのか、殆ど理解できていません。
上翅を剥がして腹面を見てみましたが、赤矢印の突起の基部周辺が太く、しっかり支えられるようになっていました。
突起の基部は、触角基部のように、穴の中にスッポリ嵌まっているので、可動かもしれないと思って、触れてみましたが、まったく動きませんでした。
(クギヌキヒメジョウカイモドキ♂の翅端の構造、左から、右上翅背面、腹面)

上翅末端のスコップ状の形状からすると、下から掬い上げる状態で使用するはずです。
甲虫の一般的な交尾姿勢は、♂が♀の後背から乗りかかって交尾する馬乗り型ですが、この翅端の形では、馬乗り型では、使用することは不可能です。クギヌキヒメジョウカイモドキ♂の翅端の構造、左から、右上翅背面、腹面
まあ、交尾しているカップルの上に、さらにのしかかってくる♂の妨げには使えそうですが。
(甲虫の交尾姿勢)

ジョウカイモドキ科の交尾姿勢について、検討したことが無かったので何とも言えませんが、もし、チビジョウカイ亜科のように、逆向き型をとるとしたら、以下のような交尾姿勢を想像することが出来ます。
(クギヌキヒメジョウカイモドキの交尾姿勢?)

つまり、翅端のスコップ部分を♀の腹部に挿入することで、♀の挿入口をこじ開け、さらに、突起部分まで挿入して、挿入口を大きく広げ、♂交尾器を挿入しやすくするという考えです。
通常、♂交尾器の形を見れば、どの方向から挿入されるのか、大凡の予想は付きます。
そのため、ちょっと解剖してみたのですが、♂交尾器はよほど小さいようで、私にはうまく摘出できませんでした。
どなたか、試して、確認していただければと思います。
ちなみに、クギヌキヒメジョウカイモドキの属・Kuatuniaを含むEbaeina亜族については、Asano et al.(2018)によって、♂交尾器等の詳細な図が掲載されています。
しかし、これらをどちらの方向から見て描いたのか、背面・腹面などの表示はありません。
そのため、♂交尾器の形を見ても、交尾姿勢の類推は出来ませんでした。
当然、♂翅端と突起の用途や、交尾姿勢についても触れられていません。
多分、種を比較して、新種記載をするために、形の違いを提示されただけなのでしょう。
その形が種によってどのような意味を持ち、交尾時に使用されて機能するのか、そのような形が、どのように進化してきたのか、などの視点は無かったものと思われます。
Asano, M., Ikeda, H., Kamezawa, H. & S. Nomura, 2018. Revision of six species of the subtribe Ebaeina of Japan, with description of a new species (Coleoptera: Melyridae). Jap. J. syst. Ent. 24(1): 141-149.
あと、ヒメクロデオキノコムシ、ミツメニンフジョウカイ、カタボシエグリオオキノコムシ、フタツノツヤツツキノコムシがちょっと気になったので、写真を紹介しておきます。
(左から、ヒメクロデオキノコムシ、ミツメニンフジョウカイ)

(左から、カタボシエグリオオキノコムシ、フタツノツヤツツキノコムシ)

県道沿いの樹相を見ると、部分的には県道563号線同様の大木もあるので、この県道74号線沿いでも、気象条件が悪くなければ、面白いものが入る可能性はあります。
夏季には期待できるかもしれません。
峠までの間で、シイの花も掬ってみましたが、やはり、風が強くて、ヒラタハナムグリ△、ニホンベニコメツキ、カクムネベニボタル、オバボタル△、キイロニンフジョウカイ*、セボシジョウカイ△、ニシジョウカイボン△、ホソヒメジョウカイモドキ◎、アオオビナガクチキ△、カトウカミキリモドキ△、ニシアオハムシダマシ、アカバネツヤクチキムシ、ニセヨコモンヒメハナカミキリが入ったくらいでした。、
あと、ビーティングでアバタセスジハネカクシ*、ツブノミハムシ△、エゴシギゾウムシが入りました。
國分さんは、キバネニセハムシハナカミキリ、ヒゲナガルリマルノミハムシ、クビボソトビハムシ、アトモンヒョウタンゾウムシ☆を追加されて、佐多戸塚での採集を終了しました。
峠を越えると、あたりは一変します。
峠の伊座敷側では、なだらかな台地のそこここが畑地で、時折集落も見られ、採集してみようと思える場所が見当たりませんでした。
しようがなくて、伊座敷港まで走ると、周辺はちょっとした商店街で、小さなスーパーを見つけて弁当を買おうとしました。
しかし弁当は無く、パンとお茶を買い求めました。
確か、塚田さんに案内していただいた10年前は、海岸沿いの旧道で、採集したはずですが、地図を見てもそれが何処だったか、良く解りません。
それで、とにかく、海岸沿いの国道269号線を北上することにします。
伊座敷を過ぎると、いきなり長いトンネルに入り、結構延々と続きます。
トンネルを抜けて少し進むと、道沿いに白い大きな花がまとまって咲いていました。
ハマウドと思われますが、この花には結構虫が来るので、ちょっと、掬ってみようと車を脇道に止めました。
(国道269号沿いのハマウドの花)

お昼もだいぶ過ぎているので、掬う前に、スーパーで買ったパンとお茶で腹ごしらえをすることにしました。
今頃になって太陽が燦々と輝く良い日よりなって、恨めしい限りです。
あぜ道のコンクリートに座って、のんびりとパンを囓っていると、目の前の国道を、先に紹介した外人さんの自転車カップルが通り過ぎて行きました。
さて、ハマウドは道沿いに沢山咲いていますが、左はすぐ海、右は田んぼでその奥は雑木の防風林という環境です。
国道のことで、大型車を始め、車が次々に走っていきます。
その中、邪魔にならないように道沿いの花を掬っていきます。
網には、ヒメアシナガコガネ△、ヒラタハナムグリ△、オキナワコアオハナムグリ○、クロツヤクシコメツキ、クロクシコメツキ△、コケシジョウカイモドキ、カイモンヒメジョウカイモドキ◎、ムナキヒメジョウカイモドキ☆*、ナミテントウ△、オオフタホシテントウ○、ダンダラテントウ○、ヒメカメノコテントウ○、フタイロカミキリモドキ◎が入っていました。、
このうち、オキナワコアオハナムグリ、カイモンヒメジョウカイモドキ、ムナキヒメジョウカイモドキ、オオフタホシテントウ、ダンダラテントウは、辺塚周辺では見なかった種です。
特に、カイモンヒメジョウカイモドキと、ムナキヒメジョウカイモドキは、海岸沿いの地域でしか見られないのかもしれません。
どちらも、種子島でも見ましたが、カイモンの方は、種子島から九州西岸沿いに五島野崎島まで、ムナキの方はトカラ列島から九州南部、甑島まで分布し、2種が同時に見られるのは、種子島と南大隅、甑島だけかもしれません。
(左から、カイモンヒメジョウカイモドキと、ムナキヒメジョウカイモドキ)

あるいは、オキナワコアオハナムグリとオオフタホシテントウも海岸だけなのでしょう。
(左から、オキナワコアオハナムグリ、オオフタホシテントウ)

花にいるものは限られているようなので、田んぼの周りの草地をスウィーピングしてみることにしました。
すると、オバケデオネスイ○、ツマアカヒメテントウ、マルキバネサルハムシ、ウリハムシ○、ツブノミハムシ△、ヒメドウガネトビハムシ○、コクロアシナガトビハムシ○、クロイネゾウモドキが入りました。
(左から、コクロアシナガトビハムシ、クロイネゾウモドキ)

海沿いで、松原か、砂浜でもあれば寄って採集も、とも思いましたが、国道沿いにそのような場所も見つからず、道の駅でお土産を買って、帰路につきました。
今回は、行きと帰りこそ晴れていましたが、中3日のうち2日は雨で、5日間の日程の内、実質、動き回って採集できたのは2日分しかありませんでした。
おまけに、期待していたトラップ類、灯火採集、ライトFIT、イエローパントラップ、ベイトトラップ、落ち葉が、雨と風と低温で悉く不調で、遠征史上、最低の成果と感じています。
地道に、コツコツと、ビーティングと、ハンマー、スプレーなどを続けられた國分さんの成果の方が、特筆すべき種が多かったことからも、反省点が見つかります。
とは言え、今までに同定できた種は342種で、甑島の春の243種(今坂ほか, 2019)、種子島の323種(今坂ほか, 2025)より多い種数です。
今坂正一・築島基樹・國分謙一, 2019. 甑島採集紀行2019年春. KORASANA, (92): 113-162.
今坂正一・木野田毅・國分謙一, 2025. 種子島採集紀行2024年4月. KORASANA, (104): 133-202.
また、全体として、南大隅初記録と思われるものが132種(38.6%)採れていますので、分布調査としては、それほど悪い数字ではありません。
それでも、一番低調だったと感じるのは、やはり見慣れた種ばかりで、初めての種、思いがけない種が少なかった所為だろうと思います。
得られた種を分布型別に集計したのが、次の表になります。
(採集品の分布型別集計表)

南大隅を南限とする、所謂本土系で、琉球の分布記録のない種が127種と、全体の4割弱になります。
このうち、半数近くが南大隅初記録です。
わざわざ、南大隅まで来て採集した種の内、本土のどこにでも居る種まで、手間を掛けてまで記録しないと言うことでしょう。
この地域の特徴的な種のうち、種子島・屋久島型はわずかに5種で、固有種とその可能性を秘めている分布不明種も6種に過ぎません。
ここらあたりの少なさが、低調と感じた最大の原因と思われます。
甑島の調査では、夏季に思いがけない種や新種候補が続々と確認されました。
南大隅の有名どころも、ほとんど夏の採集品です。
女将には笑われましたが、何とか、来年夏にまた、出かけて来たいものです。
最後に、これまでに拾い上げた南大隅産甲虫の記録が掲載されている文献を挙げておきます(発表年代順)。
南大隅の範囲は、南大隅町、錦江町、肝付町、鹿屋市のうちの旧吾平町としております。
地図で眺めて、佐多岬から連なる肝属山地が尽きる所までです。
全部で95編、1176種を確認しました。
今回の132種を加えると、1308種が記録されたことになります。
以下に示した以外に、この地域の甲虫の記録が載っている文献をご存じの方は、ご教示いただけると助かります。
画面右上のおたよりから連絡ください。よろしくお願いいたします。
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五十嵐邁, 1955. 8月の佐多岬にチョウを求めて. 新昆虫, 8(8): 10-13.
松田勝毅, 1956. 大隅半島佐多岬附近の天牛類. 北九州昆虫趣味の会々誌, 7: 17-21.
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酒巻正昭, 1960. 佐多岬でアヤムネスジタマムシを採集する. 北九州の昆蟲, 7(2): 92.
武智昭一, 1960. 佐多岬でキュウシュウチビトラカミキリとオビレカミキリを採集する. 北九州の昆蟲, 7(2): 92.
田中丸邦雄, 1960. 佐多岬でニホンモモブトキレバネカミキリとコミドリトラカミキリを採集する. 北九州の昆蟲, 7(2): 92.
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城戸克弥・小田正明. 2007. 鹿児島県大隅半島産の若干の甲虫について. 月刊むし, (442): 23-24.
溝辺忠志, 2008. クロサワヒメコバネカミキリの食樹について. Satsuma, 58(140): 318.
城戸克弥・小田正明. 2008. 鹿児島県大隅半島産の甲虫4種の記録. 月刊むし, (454): 13-14.
城戸克弥・小田正明・江頭修志, 2008. 鹿児島県稲尾岳山麓で採集した甲虫類 II. KORASANA,(76): 17-34.
大坪博文, 2010a. FITで採集ムネアカセンチコガネとアカマダラセンチコガネ. Satsuma, 60(144): 181-183.
大坪博文, 2010b. シラホシハナムグリとムラサキツヤハナムグリを採集. Satsuma, 60(144): 184-185.
中峯浩司, 2010. 大隅半島におけるキョウトアオハナムグリとムラサキツヤハナムグリの記録. Satsuma, 60(144): 186-188.
鍛治屋光代・駿河ひとみ・長利京美・松元留理子, 2011. 2011年「夏の合宿」報告. Satsuma, 61(146): 275-281.
若松茂正, 2012. オオスミヒゲナガカミキリを記載5年前に旧田代町花瀬で採集. Satsuma, 62(148): 241.
溝辺忠志, 2012. 大隅半島におけるアヤオビハナノミの食樹の記録. Satsuma, 62(148): 234.
大坪博文, 2013a. トゲウスバカミキリを大隅半島で採集. Satsuma, (149): 59.
大坪博文, 2013b. スネケブカヒロコバネカミキリを肝属郡肝付町で採集. Satsuma, (149): 61.
溝辺忠志, 2013a. 大隅半島産の材より羽脱した甲虫2種の記録. Satsuma, (149): 63.
溝辺忠志, 2013b. 大隅半島産の材より羽脱したコメツキダマシとケシキスイの記録. Satsuma, (150): 152.
榎戸良裕, 2014. 鹿児島県のハンミョウ科-今までに蓄積されている情報と課題-. Satsuma, (151): 1-27.
溝辺忠志, 2014. 大隅半島産の材より羽化脱出したヒゲナガゾウムシとゾウムシの記録. Satsuma, (151): 38.
中峯浩司, 2014. 大隅半島南東部におけるハマゴウハムシの分布について. Satsuma, (151): 41-42.
溝辺忠志, 2016. 大隅半島産のオオメコヒゲナガハナノミの記録. Satsuma, (157): 94.
前田留理子・榎戸良裕, 2018. 鹿児島県のハンミョウ類、新記録地点などの報告. Satsuma, (161): 83-84.
中峯浩司, 2022. 鹿児島県本土で採集した水生昆虫の記録 (その1). Satsuma, (171): 183-193.
中峯浩司, 2023. 鹿児島県本土で採集した水生昆虫の記録 (その2). Satsuma, (172): 165-174.
木野田毅, 2024. 鹿児島県で採集している甲虫. Satsuma, (175): 23-27.
中峯浩司, 2024a. 鹿児島県本土で採集した水生昆虫の記録 (その3). Satsuma, (173): 177-191.
中峯浩司, 2024b. 鹿児島県本土で採集したダルマガムシとドロムシとヒメドロムシ. Satsuma, (174): 83-88.
鈴木 亙・野田 亮, 2025a. 鹿児島県におけるナルカワクシコメツキの記録. KORASANA, (104): 90.
鈴木 亙・野田 亮, 2025b. クロビロウドコメツキダマシの食樹と蛹の形態について. KORASANA, (104): 101-103.
廣川典範, 2025. 大隅半島で採れた正体不明のオオキノコ. KORASANA, (104): 104-105.
おわり