夏の終わりの幹掃き採集はダメ

今年の夏は本当に暑かったですね。40度なんて、考えられない温度の所まで出たりして・・・。

ようやくお彼岸になり、朝夕はいくらか過ごしやすいこの頃ですが、山ではもう、秋の気配もしているだろうと、9月26日、いつもの多良山系の轟の滝へ、幹掃き採集に出かけてきました。

結果、今まで数度の採集で最も低調、というより、ほとんど成果がありませんでした。

トホシニセマルトビハムシも、メツブテントウ類も、常連の、クロホシテントウゴミムシダマシ、ヒラタゴミムシ類も、まったく見ることはできませんでした。

前回が梅雨明け直後の7月末でしたから、それから、8月、9月と、幹掃き採集には適さないようです。今年の暑さは、例年以上に、林内や樹幹そのものも乾燥したのかもしれません。

翻って考えると、この時期が乾燥することは、程度の差があるとしても、九州の低山帯では通常のことと考えられますので、上記のトホシニセマルトビハムシや、メツブテントウ類の成虫は、樹幹から姿を消すのかもしれません。

今回は、何も取れなかったという報告でした。

来月に入って、多少お湿りがあり、キノコでも生えてくるような状況になれば、また、出かけてみたいと思っています。