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採集日記

春まだき阿蘇と九重

3月21日、高良山の成果に気を良くして、次は、阿蘇と九重まで足を伸ばすことにしました。 久留米から阿蘇一宮の湿地まで、奥八女と上津江、南小国、瀬の本を経由して片道約3時間、道沿いの菜の花の黄色や紅梅の桃色は目に沁みますが、 サクラの蕾みは堅...
採集日記

早春の高良山・スプレーイングとハンマーリング

2015年3月16日、数日前に雪が降ったことがまるで嘘のような暖かさに、春を待ちきれずに、地元の高良山に出かけてみました。 ツツジ公園の先の展望所に夏目漱石の歌碑があります。 漱石の歌碑 「筑後路や 丸い山吹く 春の風」 調べてみると、漱石...
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第九回吉野ヶ里虫の会

今年(2015年)の第九回吉野ヶ里虫の会は、1月31日(土)夕刻より吉野ヶ里温泉卑弥呼の湯で開催されました。 私の方は、自宅から車で約40分なので、午後3時頃より会場へ向かいました。 卑弥呼の湯の看板 ホテルのチェックインをして、温泉に向か...
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阿比留巨人さんとの出会いとお別れ2

10年ほどブランクがあったが、2011年に阿比留さんから電話があり、「また、長崎の虫の同定を頼む」とのこと。 阿比留さんは、2009年に心臓病で手術を受けられたそうである。そのリハビリもあり、連日、長崎市白木町の自宅から歩いて登れる彦山周辺...
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阿比留巨人さんとの出会いとお別れ1

2015年1月25日、阿比留巨人(あびる・のりと)さんが逝去された。1月20日に86歳の誕生日を迎えられた直後だった。 阿比留さんと出会ったのは35年ほど前になる。長崎の虫仲間である野田さんの、歯科医仲間の阿比留さんを紹介され、一緒に、マレ...
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「大雪山昆虫誌」の発行

2014年8月に北海道自然史研究会より、「大雪山昆虫誌」が発行された。 著者は、長年、大雪山国立公園層雲峡博物館館長を務められた保田信紀(やすだ・のぶき)氏である。 保田氏からは、ずいぶん前に、ジョウカイボン類の同定を依頼されたことが有り、...
採集日記

43年ぶりに再発見された長崎・野母崎のサタサビカミキリ

43年ぶりに長崎・野母崎のサタサビカミキリ Neosybra mizoguchii (Hayashi)が再発見されましたので、その顛末をお知らせします。 (野母崎のサタサビカミキリ♂) (野母崎のサタサビカミキリ♀) 野母崎権現山のサタサビ...
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広島県昆虫誌(改訂増補版)の発行2

前書きにも書かれているが、初版・広島県昆虫誌は、比婆科学教育振興会の50周年記念として1997年11月に発行されている。2分冊総ページ1330ページの当時でもすごい量と質を誇り、30目409科7039種の広島県産昆虫が記録されている。 広島...
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広島県昆虫誌(改訂増補版)の発行1

10年にわたって、データ入力などのお手伝いをしてきた広島県昆虫誌(改訂増補版)が、2014年3月末にようやく中村慎吾博士によって発行され、6月末に手元に届いた。 届いたのはかなりの厚みのあるダンボール箱1箱で、開けると、ビックリ!!電話帳ば...
採集日記

黒岳春のFITとツツキノコムシ、そして湿草地のその後

前回のトピック、高原の春・湿草地のピットとナラ林のツツキノコムシの続きです。 4月16日午後は、牧ノ戸峠を越え、飯田高原を抜けて、黒岳に向かいました。 九重町から由布市庄内町に入ると、別荘地を抜け、ミズナラを主体とした林になります。黒岳男池...