今年(2023年)1月3日、広島の秋山さんから、「中村先生が今朝亡くなったそうです」とのメールが届きました。
えっ!、エッ!、信じられない思いで、秋山さんに確認のメールを出しましたが、詳しい事情はわからないながら、その日急逝されたのは確かのようでした。
つい先日、暮れにはおハガキをいただいたばかりで、何とも、受け入れがたい思いでした。
昨年(2022年)も、いつものように3度、ハガキをいただいています。
(2022年にいただいたハガキ)
7月10日付けでは、
91歳になられたこと、東城町に設置した誘蛾灯の報告をつくられていること、博物館に週1回出勤されていることが書かれています。
(7月10日付けハガキの一部分)
7月17日付けでは、お送りした、「甲虫における「宮崎県昆虫目録」作成の意義と将来の展望」についてと、久留米昆蟲研究會会誌 KORASANAについて、お褒めの言葉をいただいています。
(7月17日付けハガキの一部分)
また、最後のハガキとなった、12月2日付けでは、
まもなく92歳になられること、この秋発行予定の「道後山植物誌」の原稿を作られていることが書かれていました。
(12月2日付けハガキの一部分)
ご存命なら、今頃、さらにいくつもの計画や、成果をお知らせくださったものと思います。
つい先日、比婆科学276号が届きました。
「故中村慎吾先生追悼号」として、中村さんの遺影と略歴、そして、主な著述目録と数名の方の追悼文が掲載されています。以下にその遺影を転載させていただきます。
(中村慎吾さん遺影: 比婆科学276号より改変・引用)
この追悼号によると、中村さんが発表された報告・論文・著作は昆虫、植物、動物全般について書かれていて、700編をこえているそうです。
あまりの多さに、追悼号では代表的な30編ほどが紹介されているだけです。
私が虫を始めたのは1969年ですが、そのきっかけとなったのは、この年のはじめに保育社から発行された「原色日本昆虫生態図鑑 I カミキリ編」です。
(原色日本昆虫生態図鑑 I カミキリ編・外箱)
私はこの頃、浪人中で、受験勉強に明け暮れる中、この本を見つけて、その中の虫の姿だけではなく、解説の中にある生息環境や、未知の山、島など、籠の鳥が広い世界を夢見るかのように、この本を繰り返し眺めていたものです。
その著者は林さんと小島さんでしたが、この本では「生態図鑑」と銘打っていることもあり、幼虫の形態や分類、ホストについても詳しく解説されていました。
駆け出しのカミキリ屋にとってはバイブルに等しい本とあって、著者のお二人は神様みたいなものでした。
その小島さんと、1972年5月6日に、バッタリ出会ったのです。
場所は和歌山県御坊市のみかん山、カミキリ屋仲間の正木さんと、モンクロベニカミキリを取りに出かけた場所でのことです。
丸坊主の和尚さんのような変なおじさんが、大きな風呂敷包みを抱えて、みかん山をウロウロされているもので、自分のことはそっちのけで、この人何者!と思ったわけです。
小島さんの方は、網とつなぎ竿を持っていたので、すぐに私達をカミキリ屋と判断されたようで、さっそく、色々声をかけてくださいました。
ちょうど、カミキリの幼虫採集に熱心になりかけた時だったので、島原の地元で見つけたトゲムネミヤマカミキリの話をすると、直ぐに、熱心に話を聞いていただいて、幼虫採集の方法やら、飼育の方法やら、即座に手ほどきをしていただきました。
その成果が、私の虫屋としてのまともな最初の報告「トゲムネミヤマカミキリの幼虫と習性に関する知見」です。
1972年12月に発行された「げんせい24巻」に載った報告ですが、共著者の一人として、最後に、中村慎吾さんの名前が書かれていました。
(トゲムネミヤマカミキリの幼虫と習性に関する知見、論文タイトルと付図)
今坂正一・小島圭三・中村慎吾, 1972. トゲムネミヤマカミキリの幼虫と習性に関する知見. げんせい(高知昆虫研究会会報), (24): 9-12.
この中村さんのことは、誰?と思いつつ、小島さんに伺う機会はなかなか来ませんでした。
翌1973年の1月には、種名が判明したカミキリ幼虫の液浸標本をまとめて小島さんに送り、その後も、種名が確認できたものを次々送りました。
その成果が、次の5編です。
中村慎吾・小島圭三・今坂正一, 1975a. フトヒゲウスバカミキリの幼虫の形態. げんせい(高知昆虫研究会会報), (28): 1-4.
中村慎吾・小島圭三・今坂正一, 1975b. クビアカモモブトカミキリの幼虫の形態. 比和科学博物館研究報告, (18): 17-19. (別種の誤同定)
中村慎吾・小島圭三・郷遠・今坂正一・城戸克也, 1975. トラカミキリ族6種の幼虫の形態. げんせい(高知昆虫研究会会報), (29): 1-8.
(フトヒゲウスバとトラカミキリ族の報告のタイトル)
小島圭三・中村慎吾・郷遠・今坂正一, 1975. ハナカミキリ亜科5種の幼虫の形態. 高知大学学術研究報告, 24(農学12): 1-8.
中村慎吾・小島圭三・今坂正一, 1976. カミキリムシ科4種の幼虫の形態. New Entomol., 25(3/4): 66-72.
中村慎吾・小島圭三・今坂正一, 1983. Description on some Japanese Lamiinae larvae (フトカミキリ亜科幼虫11種の記載). 比和科学博物館研究報告, (21): 1-13.
(ハナカミキリ亜科とカミキリムシ科の報告のタイトル)
このうち、クビアカモモブトカミキリについては、後に別種の誤同定であることが指摘され、それが正しいようです。
トラカミキリ族6種にはキジマトラカミキリ、ヤノトラカミキリ、キスジトラカミキリ、サキシマトゲヒゲトラカミキリ、フタオビミドリトラカミキリ、ホソトラカミキリが、
ハナカミキリ亜科5種にはミヤマクロハナカミキリ、ヘリウスハナカミキリ、ニンフホソハナカミキリ、フタスジハナカミキリ、ホソハナカミキリが、
カミキリムシ科4種にはトゲヒゲトビイロカミキリ、マルクビケマダラカミキリ、ナカネアメイロカミキリ、ムモンベニカミキリが、
フトカミキリ亜科幼虫11種にはカタシロゴマフカミキリ、ヨツボシシロオビゴマフカミキリ、ウスアヤカミキリ、サキシマウスアヤカミキリ、カスリドウボソカミキリ、Pothyne sp.、ハスオビヒゲナガカミキリ、ヤエヤマクワカミキリ、ムツボシシロカミキリ、ベニフカミキリ、イシガキリンゴカミキリが含まれています。
これらには、幼虫の種を確認された郷さんや、城戸さんも共著者に加わられていますが、それより、高知大学の学術研究報告に載った分以外は、すべて、中村慎吾さんが第一著者として書かれていて、結局、中村さんこそが、カミキリムシの幼虫の分類の実質的な中心人物であることに、ようやく気がつきました。
上記、カミキリ生態図鑑でも、序において、謝辞の中心人物として、小林桂助、黒沢良彦、柴田太一の各氏と共に、中村さんのお名前を見ることができます。
中村さんは、このカミキリムシの幼生期の研究で、1980年に九州大学から博士号を受理され、その内容は、Nakamura(1981)として、公表されています。
さらに、1992年に発行された日本産カミキリムシ検索図説では、絵解き検索の幼虫を小島・中村、蛹を中村・小島として、著者として担当されていますし、幼虫図鑑でもカミキリ幼虫を担当されています。
Nakamura, S. (1981e) Morphological and Taxonomic studies of the Cerambycid pupae of Japan (Coleoptera: Cerambycidae). 比和科学博物館研究報告, (20):1-159.
大林延夫・佐藤正孝・小島圭三編, 1992. 日本産カミキリムシ検索図説. 696pp. 東海大学出版会.
中村慎吾, 2005. カミキリムシ科の幼虫概説. In 日本産幼虫図鑑: 250-255, 学習研究社.
私にとって中村さんは、80年代までは、カミキリムシ幼生期の研究者という認識でした。
その後、大阪市自然史博物館で開催されていた甲虫学会の大会で何度もお会いする機会ができ、毎年、年賀状を交換することになりました。
1986年正月にいただいた年賀状は次のようなものです。
(1986年・年賀状とカミキリ食樹総目録の宣伝)
この本は、小島さんとの連名で、さっそく、月末にはご恵送いただきました。
(カミキリ食樹総目録の表紙)
その後、私は、中根さんから見せていただいてジョウカイボンの分類に興味を持ち、甲虫学会で話題提供などして、さらに、岡山県のジョウカイボンの報文を書くと、中村さんから、大量の広島県産ジョウカイボンが届いて、同定し、さらに、報告を書くよう奨められました。
私自身も、ジョウカイボン科が各地で細かく種分化していることに興味を募らせていたので、喜んで引き受けさせていただきました。
この時期、中根先生がPodabrus属の種多数を、まとめて新種記載されており、神奈川の高橋さんも神奈川県のファウナを発表されて、ちょっとした、ジョウカイボンブームになっていたわけです。
とりあえず、1993年に、中村さんと共著で、広島県のジョウカイボン相(予報)として、45種を報告しました。さらに、その後も毎年のように、中村さんからはジョウカイボンの標本が届き、同定結果を送ると、この続編として、第7報(今坂・中村, 2003)まで作成していただき、報告しています。
(広島県のジョウカイボン相(予報) 1ページ目)
(図版)
今坂正一・中村慎吾, 1993. 広島県のジョウカイボン相(予報). 比和科学博物館研究報告, (31): 43-65.
今坂正一・中村慎吾, 2003. 広島県のジョウカイボン相(第7報). 比和科学博物館研究報告, (42): 61-64.
ジョウカイボンの県別ファウナの報告については、岡山(1990)、広島(1993)、新潟(1993)、熊本(1996)と続き、多分、これらを見て下さっていた九州大学の森本先生から、「九大に来てジョウカイボンをやらないか」と声が掛かりました。
小島さん→中村さん→中根さん→森本先生という流れは、私の虫屋人生を大きく変更させ、意義深いものになったと、感謝しています。
その後、私は島原から久留米に転居し、アセスメント調査会社に就職する傍ら、研究生として九州大学に通い、本格的にジョウカイボンの分類を勉強することになりました。
そしてこの後、大学に7年半通いましたが、アセスメント調査会社が忙しすぎて、研究も中途で挫折しそうになり、辞めることを模索しだした頃、中村さんから、「1997年に出した広島県昆虫誌の改定を手伝ってくれないか」との打診がありました。
(1997年版広島県昆虫誌)
1997年版広島県昆虫誌は2分冊で、1330ページ、広島県産昆虫類30目409科7039種が掲載されています。その完成直後から、中村さんは次の準備を始められ、毎年、その年に発行された昆虫関係の出版物を蒐集し、元の原稿の、該当する場所に記録を書き込んだ付箋を貼り付けることによって、改訂の準備を始められているようなお話でした。
しかし、その後、県内の「河川と水辺の国勢調査」等のアセスメントのデータも、比和科学博物館研究報告や、比婆科学などに、積極的に掲載を受け入れられ、入力すべきデータも飛躍的に増大したために、パソコン入力の助っ人を探されていたようでした。
私が独立を模索していたこともお知りになって、お話をいただいたものと思われます。
その入力方法や、作成手順などを話し合うため、2003年4月18日、家族連れで、庄原市まで出かけました。中村さんのご自宅で今後のやり方を相談した後で、比婆山山麓にあるひろしま県民の森のホテルにお誘いいただきました。
この時期でも敷地内には雪が残っており、小学生だった娘達ははしゃいで遊び回り、中村さんは孫と遊ぶかのように優しく接していただきました。
(娘達と中村さん)
(一緒に食事)
帰宅してから、さっそく入力を始めましたが、これがなかなかの難物でした。
1つの報文ごとに、まず、文献目録の該当する著者名の部分に文献を追加し、データを追加すべき種を探して、その種の部分に、広島県内の北東から南西に向けて、該当する地名の場所に、具体的な地名と文献名を赤字で追加していきます。
(追加したデータ)
学名に付いている妙な記号は、印刷の時の字体(フォント)の指定記号だそうです。
広島県初記録になる種は、学名も含めて、該当する部分に追加していきます。
(追加する原稿、付箋が付いているのは追加する県初記録種)
一番大変なのは、河川と水辺の国勢調査のデータで、例えば、調査地点が10地点もある報文だと、1種について、10個の地名と文献名を含むデータを、それぞれ正しい位置に打ち込んでいく必要があります。
当初、要領が悪くて、なかなか思うように進まず、締め切り前になって、徹夜したこともありました。
翌2004年までに発行された記録を入力し終わり、結果をお届けできたのが2005年4月、入力件数は5万件ほどあり、かなり手強かったです。延べ日数は、30日くらいはかかったと思います。
この後も、こうしたデータ追加は、年間に、ざっと2万件くらい。1年分済んだら、まとめて、印刷会社(シンセイアート)の担当者にデータを渡します。これを1年、また、1年と繰り返していきました。
(入力した文献の束)
それとは別に、2004年には勤めていた会社を退職し、独立することにしました。とは言え、それほど仕事の依頼が来るわけでもないので、自分の時間も増え、数年前から考えていた「日本産アオハムシダマシ属」の総説を作ろうと決心しました。
問題は、それをどこから出版するかと言うことですが、連絡ついでに、中村さんに話をしてみたところ、「うち(比和科学博物館研究報告)で出しても良いよ」とのご返事、「新種記載可能、ページ数の制限無し、カラーページもいくらでも良い。負担金無し」との夢のような条件で、それから、馬力を上げて論文作成に打ち込みました。
この報告は、2005年の比和科学博物館研究報告44号に掲載され、それまで、日本産が2種に整理されていたものを、新種6種を加えて14種を認め、さらに、2種を材料不足のため保留しています。
今坂正一, 2005. 日本産アオハムシダマシ属の再検討. 比和科学博物館研究報告, (44): 61-162.
(日本産アオハムシダマシ属の再検討・タイトル)
この報告では、英文の新種記載と種の検索、解説部分の大部分を森本先生に指導・補足していただきました。心からお礼申し上げます。
そして、この時点で自身が集めることが出来た文献の内容と、知見、標本データを全て詰め込むために、既存の文献の該当部分のコピーを掲載し、タイプ標本の写真や、各種の変異も含めた全形と♂交尾器写真多数も掲載し、さらに、知り得た各種の分布図も掲載していただきました。
そのため、カラーページだけで19ページにもなっています。
(ジョージ・ルイスによるアオハムシダマシの新種記載文の一部)
(過去のタイプ標本の写真)
(シコクオオアオハムシダマシ、オオアオハムシダマシの写真)
全101ページで、これだけ多数のカラーページを含む報告は、中村さんの尽力があったから可能になったわけで、この点においても、中村さんには心から感謝しております。
その後も、毎年、春には前年出版された文献がドサッと届きます。
中には、種として良く解らないもの、広島県に産するかどうか怪しいもの、産地地名の場所が良く解らないもの、など、入力を迷うようなものも出てきます。
中村さんは、河川と水辺の国勢調査などの公的な調査であっても、比和科学博物館研究報告などに掲載するまでには、それらの標本全てを、博物館で蒐集するシステムを作られていました。
それで、疑問点が出てきたものは、自身、あるいは、研究者に依頼して、再確認が可能でした。
結局、毎年毎年そんな積み重ねをして、10年ほど、ざっと、20万件ほどのデータを追加したのだろうと思います。
2012年頃になって、2014年が一応のゴールと知らされた時点で、私自身、過去に廿日市市吉和村で採集した甲虫のデータが未発表であることを中村さんに伝えました。
すると、「是非発表して欲しい」と言うことで、比和科学博物館研究報告の54号に掲載していただきました。
今坂正一, 2013. 広島県旧吉和村で採集した甲虫類. 比和科学博物館研究報告, (54): 69-164.
(広島県旧吉和村で採集した甲虫類・タイトル)
(図版2)
この時は、吉和村から882種を記録しましたが、せっかくリストを作るので、県西端に当たる吉和村と、県中央部、県東端の庄原市のそれぞれのファウナの比較を試みることを提案し、中村さんから吉和村以外のデータをいただいて、比較しました。
この結果の一部は、出来上がった、2014年版広島県産昆虫誌(改訂増補版)の甲虫ファウナの解説の項で、改めて中村さん自身、引用・発展させて論じられています。
中村慎吾編 (2014) 広島県産昆虫誌(改訂増補版) (I-V). 2650pp. 比婆科学教育振興会.
(広島県産昆虫誌(改訂増補版))
この増補版に掲載されている広島県産昆虫類は30目499科9628種です。
1997年版が30目409科7039種ですから、99科2589種を追加したことになります。ページ数は1330ページから2650ページと、ほぼ倍増しています。16年でこれだけ情報が増加したわけです。
(目別集計表)
本誌の宣伝チラシの文言は以下の通りです。
「広島県昆虫誌(改訂増補版)は、1997年に比婆科学教育振興会が発行した広島県昆虫誌を全面的に改稿した上、1910年~2013年12月末まで、103年間に発表された広島県の昆虫に関する報告(短報を含む) 2816編にもとづいて、広島県産の昆虫30目499科9622種(絶滅した昆虫8種を含む)の記録をまとめたものである。
内容はまず「広島県の自然環境」で広島県の自然環境を説明し、次の「広島県の昆虫相とその地史的背景」では、第三紀中新世以降、日本列島の昆虫相が形成される過程で、広島県の昆虫相形成はどうであったか説明した。
そして、「広島県の昆虫研究史」を概説し、「広島県の昆虫相」では、広島県産昆虫30目について、目ごとに研究の現状・課題を記述し、特に種類の多いコウチュウ目(鞘翅目)やチョウ目(鱗翅目)では分布上の特性について記述した。
最後に、「広島県の昆虫の現状と保護」で、「広島県の絶滅のおそれのある野生生物(第3版)」によって、絶滅のおそれのある昆虫類をとりあげ、現状と保護活動について述べると共に、外来昆虫についても述べた。
そして、「広島県産昆虫目録」で、30目499科9622種を最新の昆虫分類体系に従って産地情報と共に記した。」
編著者である中村さんは、初版を含めて、50年以上、あるいは70年近く、文献を集め、標本を集め、各専門家に同定を依頼し、結果を出版し、そのための資金も確保して、この本を作成し続けてこられたわけです。ご自身では「老いの一徹」と序の中で書かれていますが、地域ファウナの解明にかける並々なるぬ努力と執念、そして学識は、なまやさしいものではありません。
この本の出版後も、中村さんはさらに、文献を集め、(多分)、元の、原稿の該当する部分に追加データを付箋で貼り付ける方法で、データを追加し続けていらっしゃったものと推察します。
私には、「自分の後継者として、この作業を引き継いでくれる者がいない」、と愚痴られていましたが、さすがに、「引き続き、私に協力してくれ」とは、おっしゃいませんでした。
全体として、あの作業は、中村さんにしかできません。他の人に頼んでも無理です。そして、中村さんは、十分に力を尽くされました。私もあえて、「今後もやりましょう」とは言いませんでした。
中村さんのお仕事は、昆虫だけではありません。あるいは、植物、または、動物・鳥・人も含めた自然全体の比重の方がもっと大きかったかもしれません。比婆科学276号で紹介された中村さんの主要な著作30編ほどの中で昆虫は10編ほどですから、そう思います。
最後に、私がお手伝いした広島県産昆虫目録で使用された文献、および、カミキリ関係の出版物など、私が把握できている中村さんの昆虫関係の文献目録を、年代順に並べておきます。ここに記したのは356編で、追悼号に書かれていた700編の約半分に過ぎません。
是非、どなたか、昆虫以外の分野の文献も網羅して、中村さんの著作目録を完成させていただきたいものです。
以上の事から考えても、中村さん、もう十分にお仕事をなさいました。これからは、ゆっくりお休み下さい(合掌)。
中村慎吾氏文献目録(昆虫関係: 2014-2022年分は未調査)
1950
中村慎吾 (1950a) 比婆郡産蝶類覚書. 比婆科学, (17):4.
中村慎吾 (1950b) 高野山において新採集のヒメシロチョウについて. 比婆科学, (19):12-13.
1951
中村慎吾 (1951a) ハッチョウトンボの新産地. 比婆科学, (22):22.
中村慎吾 (1951b) ヒオドシチョウの飼育. 採集と飼育, 13 (10):328-330.
中村慎吾 (1951c) 広島県比婆郡を中心とした北部広島県の蝶相. 新昆蟲, 4(1):16-18.
中村慎吾 (1951d) 電燈に飛来した蝶. 新昆蟲, 4(2・3):32.
中村慎吾 (1951e) 燈火に飛来した蝶. 新昆蟲, 4(13):27.
中村慎吾 (1951f) アゲハ類の山頂に集まる習性. 新昆蟲, 4(13):27-28.
中村慎吾 (1951g) 広島県北部の蝶相予報. 比婆科学, (20):62-72.
中村慎吾 (1951h) 広島県比婆郡昆虫分布資料 (第一報). COLLECTION (枚岡昆虫同好会), (3):4-6.
1952
中村慎吾 (1952a) 広島県北部山地の蝶類. 科学教育ニュース, (24):20-22.
中村慎吾 (1952b) 広島県比婆郡のカミキリムシ (I). 比婆科学, (25):19-22.
中村慎吾 (1952c) 比婆郡産蝶類覚書 (II). 比婆科学, (25):30.
中村慎吾 (1952d) 比婆郡産蝶類覚書 (III). 比婆科学, (25):30-31.
中村慎吾 (1952e) 比婆郡産蝶類覚書 (IV). 比婆科学, (26):22.
中村慎吾 (1952f) 比婆郡産蝶類覚書 (V). 比婆科学, (26):22-23.
中村慎吾 (1952g) ヒョウモンモドキの幼虫及び蛹について. 比婆科学, (27):20-21.
中村慎吾・岩倉克美・白根直之 (1952) 広島県北部草原にヒメシロチョウを産す. 採集と飼育, 14 (10):315.
1953
中村慎吾 (1953a) 比婆郡産蝶類覚書 (VI). 比婆科学, (28):27.
中村慎吾 (1953b) 比婆郡産蝶類覚書 (VII). 比婆科学, (30):21-22.
中村慎吾 (1953c) 比婆郡産蝶類覚書 (VIII). 比婆科学, (30):22.
1954
中村慎吾 (1954a) ヒメシロチョウの生活史. ニューエントモロジスト, 3(2/3):29-32.
中村慎吾 (1954b) 広島県比婆郡のカミキリムシ (II). 比婆科学, (33):28-34.
1955
中村慎吾 (1955a) Chlorophorus属2種の幼虫と蛹について. ニューエントモロジスト, 4(1・2):32-36.
中村慎吾 (1955b) シロオビカミキリとタカサゴシロカミキリの幼虫と蛹について. ニューエントモロジスト, 4(1・2):38-44.
中村慎吾 (1955c) 初夏の大万木山へ虫を訪ねて. 比婆科学, (38):4-6.
中村慎吾 (1955d) ウスイロヒョウモンモドキの一産地. 比婆科学, (38):17.
中村慎吾・藤原 仁 (1955) コノマチョウ再び比和に産す. 比婆科学, (38):17.
1956
中村慎吾 (1956a) ヤマフジの枝幹を穿孔するカミキリムシの生態. 昆蟲 (Kontyu), 24 (3):133-137.
中村慎吾 (1956b) トガリシロオビカミキリとオジロカミキリについて. 生態昆蟲, 5(12):61-68.
中村慎吾 (1956c) トラカミキリの幼虫について. ニューエントモロジスト, 5(1・2):11-14.
中村慎吾 (1956d) ルリカミキリの幼虫と蛹について. ニューエントモロジスト, 5(4):14-16.
中村慎吾 (1956e) 庄原地方の蝶類と昆虫採集地案内. 比婆科学, (39):23-24.
1957
小島圭三・中村慎吾 (1957) 竹類を加害するカミキリムシとその習性について. げんせい, 5(2):29-34.
中村慎吾 (1957a) ホタルカミキリの幼虫と蛹について. 昆蟲 (Kontyu), 25(1):37-41.
中村慎吾 (1957b) カミキリムシ数種の加害樹種と習性について. げんせい, 6(1・2):51-56.
中村慎吾 (1957c) 広島県の蝶を語る. 新昆蟲, 10(3):32-35.
中村慎吾 (1957d) クビアカルリヒラタカミキリの一産地. 新昆蟲, 10(12):31.
中村慎吾 (1957e) 広島県内のヒメシジミ. 新昆蟲, 10(12):36-37.
中村慎吾 (1957f) 蜻蛉2題. 新昆蟲, (12):40.
中村慎吾 (1957g) モントガリバの食草について. 新昆蟲, 10(12):44.
中村慎吾 (1957h) モモイロツマキリアツバの幼虫を採る. 新昆蟲, 10(12):44.
中村慎吾 (1957i) 下帝釈峡の昆虫について. 比婆科学, (43):24-29.
中村慎吾・堀井貞志 (1957) 比婆地方にはどんな蝶がいるか. 比婆科学, (44):13-22.
中村慎吾 (1957j) 高原の博物誌. 比婆科学, (45):15-18.
1958
中村慎吾 (1958a) 広島県高野町のヒメシロチョウ. 新昆蟲, 11(2):38-40.
中村慎吾 (1958b) クリの枝幹を加害するカミキリムシ. ニューエントモロジスト, 7(1):22-25.
中村慎吾 (1958c) フジキオビ熊野に産す. 比婆科学, (46):22.
中村慎吾 (1958d) 広島県産のカミキリムシ科について. 比和科学博物館研究報告, (1):6-7.
中村慎吾・藤村俊彦 (1958) フトカミキリ亜科に属する数種の幼虫の形態と生態について. 比和科学博物館研究報告, (1):14-24.
中村慎吾 (1958e) カミキリムシ科幼生期の形態と生態 (X). 比和科学博物館研究報告, (2):13-20
1959
小島圭三・渡部弘之・中村慎吾 (1959) ヨツボシカミキリの齢期について. 日林会誌, 41 (5):175-177.
中村慎吾 (1959a) 広島県帝釈峡鍾乳洞内の蛾類. 昆蟲, 27 (4):252.
中村慎吾 (1959b) 広島県高野町のヒメシロチョウ. 昆蟲, 27 (4):286.
中村慎吾 (1959c) 比婆山, 道後山その周辺の昆虫類. 比婆, 船通, 道後, 帝釈郷土科学資料:78-104. 中国山地国定公園期成同盟会.
中村慎吾・森本 桂 (1959) 広島県産のゾウムシ類. 比和科学博物館研究報告, (2):7-9.
1960
小島圭三・渡部弘之・中村慎吾 (1960) ナラ類を食するクビアカルリヒラタカミキリとヨツボシカミキリの齢期と齢期構成の動き. 日林会誌, 42 (1):18-21.
中村慎吾 (1960a) 広島県北部におけるクスサンの大発生の記録. げんせい, (10):11-13.
中村慎吾 (1960d) フジキオビの新産地. 比婆科学, (54):20
中村慎吾 (1960e) 珍しいカミキリムシ2種. 比婆科学, (55):21-22.
中村慎吾 (1960b) 帝釈峡でホシミスジを採集. 比婆科学, (55):22.
中村慎吾 (1960c) 高野町でヒロオビミドリシジミを採集. 比婆科学, (55):22.
中村慎吾 (1960g) カミキリムシ科幼生期の形態と生態 (II). 比和科学博物館研究報告, (3):1-6
中村慎吾 (1960f) 広島県産カミキリムシ雑記. 比和科学博物館研究報告, (3):16-17.
澤野十蔵・中村慎吾 (1960) 広島県下のクロコノマチョウ属. 比和科学博物館研究報告, (3):26.
1961
小島圭三・渡部弘之・中村慎吾 (1961) イタヤカミキリの生態. 日林会誌, 43 (7):245-250.
小島圭三・中村慎吾 (1961) アカシヤを加害する昆虫類. 比和科学博物館研究報告, (4):7-8. 1pl.
中村慎吾 (1961a) 広島県北部山地の蛾類 (第1報). 比和科学博物館研究報告, (4):9-19.
中村慎吾 (1961b) 1960年比和におけるクスサンの発生状況. 比和科学博物館研究報告, (4):30-31
1962
中村慎吾・小島圭三・山岡睦宏 (1962) 広島県北部におけるキクスイカミキリの生態. 比和科学博館研究報告, (5):3-7.
小島圭三・渡部弘之・中村慎吾 (1962) カミキリムシの後食. 比和科学博物館研究報告, (5):16-23.
中村慎吾 (1962a) フジキオビの新産地. 蛾類通信, (30):195.
中村慎吾 (1962b) リンゴスガの異常発生. 蛾類通信, (31):202.
中村慎吾 (1962c) タテジマカミキリの小観察. ニューエントモロジスト, 10(3・4):28-30.
中村博喜・中村慎吾・清水健一 (1962) 広島市とその周辺の注目すべき蛾類. 広島虫の会会報, (1):1-4.
中村慎吾 (1962d) オニグルミノキモンカミキリを採集. 広島虫の会会報, (1):8.
中村慎吾 (1962e) ヒゲジロクビナガキバチの食樹. 広島虫の会会報, (1):18.
中村慎吾・鎌塚 堅 (1962) ヤマトシジミ・キベリゴマフエダシャクの異常型. 蝶と蛾, 13 (4):98.
1963
中村慎吾 (1963a) アワヨトウ牧草に大害を与える. 蛾類通信, (32):233.
中村慎吾 (1963b) 高原の博物誌 (V). 比婆科学, (63):11-14.
中村慎吾 (1963c) 山県郡内黒峠のカミキリムシ. 広島虫の会会報, (2):23-25.
中村慎吾 (1963d) 広島県北部山地の蛾類 (第2報). 比和科学博物館研究報告, (6):1-4.
中村慎吾・中村豊二・清水健一 (1963) 広島市とその周辺の蛾類目録. 比和科学博物館研究報告, (6):9-18.
小島圭三・渡部弘之・中村慎吾(1963) カミキリムシの後食 (第2報). 比和科学博物館研究報告, (6):19-20.
1964
中村慎吾・小島圭三・山岡睦宏 (1964) 広島県北部におけるルリカミキリの生態. 比和科学博物館究報告, (7):7-10.
中村慎吾 (1964a) フジキオビとマダラシロオオノメイガの再記録. 広島虫の会会報, (3):18.
中村慎吾 (1964b) トンボの食性についての小観察. 広島虫の会会報, (3):22.
中村慎吾 (1964c) エゾハルゼミを大万木山で採集. 広島虫の会会報, (3):24.
1965
中村慎吾・小島圭三・渡辺弘之 (1965) カミキリムシ幼虫7種の形態. 比和科学博物館研究報告, (8):4-10.
中村慎吾・小島圭三 (1965) 燈火に飛来するカミキリムシ. 比和科学博物館研究報告, (8):11-14.
1966
中村慎吾 (1966a) オオキバハネカクシをツキヨタケから採集. 広島虫の会会報, (5):10.
中村慎吾 (1966b) ヒメシロチョウの食草. 広島虫の会会報, (5):22.
中村慎吾 (1966c) 庄原市内でグンバイトンボを採集. 広島虫の会会報, (5):22.
中村慎吾・宮川和夫 (1966) 広島県産のゾウムシ類 (第2報). 比和科学博物館研究報告, (9):5-8.
中村慎吾・小島圭三・浜田 康 (1966) カミキリムシ幼虫9種の形態. 比和科学博物館研究報告, (9):18-24.
中村慎吾・本多英文 (1966) 広島県三段峡のカミキリムシ. 比和科学博物館研究報告, (10):3-6.
中村慎吾 (1966d) 広島県産コガネムシ・クワガタムシ類. 比和科学博物館研究報告, (10):7-10.
中村慎吾 (1966e) ニホンホソオオキノコムシを採集. 比婆科学, (72):15.
1967
小島圭三・中村慎吾 (1967) カミキリムシの後食 生きた植物を食べる場合 (第3報). げんせい, (17):13-18.
中村慎吾 (1967a) 高野町で採集した吸血性アブ類 (予報). 比婆科学, (73):23-24.
保田信紀・宮川和夫・金沢久夫・鎌塚 堅・中村慎吾 (1967) 広島県の蝶類. 広島虫の会会報, (6):1-16
中村慎吾 (1967b) 花粉を後食するカミキリムシ. 広島虫の会会報, (6):31-33.
中村慎吾 (1967c) 広島県比婆山のアサギマダラ. 広島虫の会雑報, (15):18.
1968
中村慎吾 (1968a) シイタケほだ木へ産卵したカミキリムシ. 昆虫と自然, 3 (3):12.
中村慎吾 (1968b) 道後山山地の昆虫相. 日本応用動物昆虫学会中国支部会報, (10):15-16.
小島圭三・中村慎吾 (1968) カミキリムシ類の幼虫の食樹. 比和科学博物館研究報告, (11):2-30.
中村慎吾 (1968e) 広島県北部山地の蛾類 (第3報). 比和科学博物館研究報告,(12):11-15.
中村慎吾 (1968f) 広島県産ゾウムシ・コガネムシ・クワガタムシ類の補遺. 比和科学博物館研究報告, (12):15.
中村慎吾・藤下彰男 (1968) スギカミキリの翅鞘はん紋の変異. 昆虫学評論, 21 (1):39-45.
中村慎吾 (1968c) ヒメシジミの生態雑誌. 広島虫の会会報, (7):13-15.
中村慎吾・大沢省三 (1968) 広島県カメムシ数種. 広島虫の会会報, (7):15.
大野正男・門脇久志・中村慎吾 (1968) 広島県高野町産ハムシ類. 広島虫の会会報, (7):21-25.
中村慎吾 (1968d)「広島県の蝶類」 の補足と訂正. 広島虫の会雑報, (16):2-4.
1969
中村慎吾 (1969a) ギフチョウの食草としてのフタバアオイ. 昆虫と自然, 4(4):4-5.
中村慎吾 (1969b) 全国ギフチョウ属の分布 (1). 昆虫と自然, 4(4):39-40.
中村慎吾 (1969c) 広島県高野町のコガネムシ類-昭和 38 年~43 年の発生消長-. 日本応用動物昆虫学会中国支部会報, (11):10-12.
中村慎吾 (1969d) ゴギの胃中から採集したカミキリ. 比婆科学, (81):22-23.
中村慎吾 (1969e) 比婆山連峰の甲虫覚書. 比婆科学, (82):4-6.
中村慎吾 (1969f) ヒメシジミの生態雑記 (2). 広島虫の会会報, (8):17-20.
1970
中村慎吾・小阪敏和 (1970) 広島県産のカミキリムシ. 比和科学博物館研究報告, (13):5-16.
中村慎吾・竹井洋右 (1970) 比婆山で発見されたガロアムシ. 比婆科学, (83):26-30.
中村慎吾 (1970a) 比和科学博物館に寄贈された岡本巌氏採集の広島県産甲虫類. 比婆科学, (84):6-15.
中村慎吾 (1970c) 高野町産ゴミムシ雑記. 比婆科学, (84):24-25.
中村慎吾 (1970b) 比和科学博物館に寄贈された岡本巌氏採集の広島県産甲虫類 (II). 比婆科学, (85):7-21.
中村慎吾 (1970d) 中国地方におけるヒメシジミの分布. 広島虫の会雑報, (19):5-6.
中村慎吾 (1970e) 比婆山 (4月のチョウと甲虫). 広島虫の会雑報, (19):19.
中村慎吾 (1970f) 比婆山 (5月のチョウ). 広島虫の会雑報, (19):19.
中村慎吾 (1970g)(広島県) 吉和・中津谷 (6月のチョウと甲虫). 広島虫の会雑報, (19):19.
中村慎吾 (1970h) 七塚 (6月のチョウとトンボ). 広島虫の会雑報, (19):19.
中村慎吾 (1970i) 高野町新市 (7月のチョウとトンボ). 広島虫の会雑報, (19):19-20.
中村慎吾 (1970j) 比婆山 (7月のチョウとセミ). 広島虫の会雑報, (19):20.
中村慎吾・小川光昭 (1970) 吾妻山でミドリヒョウモンの暗化型を採集. 広島虫の会会報, (9):20.
1971
中村慎吾 (1971a) 中国地方におけるヒメシジミの分布. 蝶と蛾, 22 (3/4):100-105.
大平仁夫・中村慎吾・大沢省二 (1971) 広島県のコメツキムシ. 比和科学博物館研究報告, (14):6-18.
岡本 巌・中村慎吾 (1971) 庄原市七塚のオサムシとゴミムシ. 比婆科学, (89):23-24.
中村慎吾 (1971b) 庄原市上野池のオサムシやゴミムシ. 比婆科学, (89):24.
1972
中村慎吾・小阪敏和・熊沢秀雄 (1972) 宮島産カミキリ目録. 広島虫の会会報, (11):51-55.
今坂正一・小島圭三・中村慎吾 (1972) トゲムネミヤマカミキリの幼虫と習性に関する知見. げんせい, (24): 9-12.
1974
中村慎吾 (1974) ゴトウヅルの花粉を後食したカミキリ. 広島虫の会会報, (13):6.
中村慎吾・藤下彰男 (1974) 広島県の樹蜂類. 広島虫の会会報, (13):7-9.
1975
中村慎吾 (1975a) 帝釈峡のベニモンカラスシジミ. 比婆科学, (100):63-65.
中村慎吾 (1975b) 高野町でコカブトムシを採集. 広島虫の会会報, (14):8.
中村慎吾 (1975c) 西城でコシロオビドクガを採集. 広島虫の会会報, (14):11.
竹井洋右・中村慎吾 (1975) 広島県のシリアゲムシ. 広島虫の会会報, (14):23-29.
中村慎吾・小島圭三・今坂正一 (1975a) フトヒゲウスバカミキリの幼虫の形態. げんせい, (28): 1-4.
中村慎吾・小島圭三・今坂正一 (1975b) クビアカモモブトカミキリの幼虫の形態. 比和科学博物館研究報告, (18): 17-19.
中村慎吾・小島圭三・郷遠・今坂正一・城戸克也 (1975) トラカミキリ族6種の幼虫の形態. げんせい, (29): 1-8.
小島圭三・中村慎吾・郷遠・今坂正一 (1975) ハナカミキリ亜科5種の幼虫の形態. 高知大学学術研究報告, 24(農学12): 1-8.
1976
中村慎吾 (1976) 生物から見た高野町の自然. 広島県文化財ニュース, (69):5-6.
渡部泰明・中村慎吾 (1976) ラミーカミキリ雑記. 広島虫の会会報, (15):9-11.
1977
中村慎吾 (1977a) 吾妻山山頂でモンキアゲハ目撃. 比婆科学, (106):21.
中村慎吾 (1977b) ツノフトツツハネカクシの蛹. 広島虫の会会報, (16):19-20.
日浦 勇・中村慎吾 (1977) 広島県比和町の異翅半翅類. 比和の自然:247-254.
中村慎吾 (1977c) 広島県比和町とその周辺の昆虫類. 比和の自然:255-294.
竹井洋右・中村慎吾 (1977) 中国山地の蝶相. 比和の自然:313-331.
中村慎吾・清水健一 (1977) 中国山地の蛾類. 比和の自然:333-360.
1978
中村慎吾 (1978a) 広島県産蝶・蛾分布資料. 広島虫の会会報, (17):17-18.
中村慎吾 (1978b) 帝釈峡でミズバチを採集. 広島虫の会会報, (17):23-24.
1979
竹井洋右・中村慎吾 (1979) 広島県のシリアゲムシ (2). 広島虫の会会報, (18):15-16.
1980
大澤省三・小阪敏和・中村慎吾 (1980) 広島県のホソホタルモドキ科とホタル科. 広島虫の会会報, (19):5-9.
中村慎吾・小川光昭 (1980) 県民の森のカメムシ類数種. 広島虫の会会報, (19):23-26.
中村慎吾 (1980) 大黒神島でサツマシジミを採集. 広島虫の会会報, (19):53.
1981
梅原 努・中村慎吾 (1981) 広島県萩川流域のギフチョウ. 広島虫の会会報, (20):15-22.
中村慎吾 (1981a) クワガタムシ2種の新産地. 広島虫の会会報, (20):26.
中村慎吾 (1981b) 誘殺数からみた高野町におけるヤママユガ科の発生状況 (1966-1973). 広島虫の会会報, (20):27-31.
中村慎吾 (1981c) 1963年戸手商業高校生物部採集の芦田川産昆虫類. 広島虫の会会報, (20):33-36.
中村慎吾 (1981d) 猿政山でミズバチを採集. 広島虫の会会報, (20):38.
Nakamura, S. (1981e) Morphological and Taxonomic studies of the Cerambycid pupae of Japan (Coleoptera: Cerambycidae). 比和科学博物館研究報告, (20):1-159.
1982
中村慎吾 (1982a) ギフチョウ, 君田村でウスバサイシンに産卵. 比婆科学, (120):31.
金沢成三・中村慎吾 (1982) ゴギの食性 (1). 比婆科学, (122):1-6.
中村慎吾 (1982b) 広島県北部産昆虫雑記. 比婆科学, (122):20-21.
中村慎吾 (1982c) ゴマダラカミキリの後食例. 広島虫の会会報, (21):32.
中村慎吾 (1982d) 広島県北部産蝶・蛾類雑記. 広島虫の会会報, (21):43-46.
1983
Nakamura, S., Kojima, K. & S. Imasaka (1983) Description on some Japanese Lamiinae larvae. 比和科学博物館研究報告, (21): 1-13.
梅原 努・中村慎吾 (1983) 広島県向原町で空中散布後採集した昆虫類. 比婆科学, (125):17-19.
小川光昭・中村慎吾 (1983) 広島県萩川上流域のギフチョウその後. 広島虫の会会報, (22):13-14.
1984
中村慎吾 (1984a) 葉蜂2種の食草の記録. 広島虫の会会報, (22):12.
中村慎吾 (1984b) 1953年高野町におけるマイマイガ大発生時の数種昆虫の発生消長. 広島虫の会会報, (22):20.
竹井洋右・中村慎吾 (1984) スカシシリアゲモドキの有斑型. 広島虫の会会報, (22):22.
中村慎吾 (1984c) チョウとトンボの遅い採集例. 広島虫の会会報, (22):26.
小阪敏和・中村慎吾・岩本道彦・村上貴望・岡田裕之 (1984) 宮島のカミキリムシ. 広島虫の会会報, (23):1-12.
中村慎吾 (1984d) ミヤマクワガタの雌雄型. 広島虫の会会報, (23):19-20.
中村慎吾 (1984e) 広島県北部産蝶・蛾類雑記 (2). 広島虫の会会報, (23):35-37.
1985
中村慎吾 (1985) 県民の森のカメムシタケの寄主. 比婆科学, (131):26.
1986
中村慎吾 (1986) 広島県北部産蝶・蛾類雑記 (3). 広島虫の会会報, (25):29-30.
小島圭三・中村慎吾 (1986) 日本産カミキリムシ食樹総目録. 336pp. 比婆科学教育振興会.
1987
中村慎吾 (1987a) 広島県帝釈峡の昆虫類. 帝釈峡の自然:411-448.
中村慎吾 (1987b) 帝釈峡昆虫記 (6). 帝釈文化, (17):8-15. 帝釈郷土資料館.
中村慎吾 (1987c) 広島県北部産蝶・蛾類雑記 (4). 広島虫の会会報, (26):13-16.
1988
中村慎吾・小阪敏和・矢野立志 (1988) 広島県のカミキリムシ. 比和科学博物館研究報告, (26):5-67.
中村慎吾 (1988) シオカラトンボ雄の腹部班紋異常. 比婆科学, (138):47.
1989
中村慎吾 (1989) 蜻蛉生態寸描. 広島虫の会会報, (28):32.
1990
中村慎吾 (1990a) 備北におけるモンキアゲハの目撃記録. 比婆科学, (145):34.
中村慎吾 (1990b) 庄原市内でヒメハルゼミを採集. 比婆科学, (145):35.
1991
中村慎吾 (1991) 広島県西城町でイシガケチョウ幼虫を採集. 蝶研フィールド, 6 (9):29-30.
中村慎吾・進藤真基・森重光晴 (1991) 広島県比和町のヨコヅナサシガメ. 比和科学博物館研究報告 (29):43-46.
1992
中村慎吾・上本弘幸 (1992) 広島県のイシガケチョウ. 比婆科学, (152):13-18.
中村慎吾 (1992a) 広島県三良坂町でクロコノマチョウを5月に採集. 比婆科学, (152):38.
中村慎吾 (1992b) 庄原市でヤノトラカミキリを採集. 比婆科学, (152):39.
大平仁夫・中村慎吾 (1992) 広島産コメツキムシ類の記録 (1). 比婆科学, (153):9-11.
中村慎吾 (1992c) カラムシを食べたサカハチチョウ. 蝶研フィールド, 7 (6):27-28.
小島圭三・中村慎吾 (1992) 幼虫の図解検索. In 大林延夫・佐藤正孝・小島圭三, 日本産カミキリ検索図説; 263-320, 東海大学出版会.
中村慎吾・小島圭三 (1992) 蛹の図解検索. In 大林延夫・佐藤正孝・小島圭三, 日本産カミキリ検索図説; 321-408, 東海大学出版会.
1993
中村慎吾 (1993a) 広島県内でニシキシマメイガを採集. 蛾類通信, (172):390.
中村慎吾・秋山美文・寺田勝幸 (1993) 広島県のオサムシ類. 比和科学博物館研究報告, (31):1-42.
今坂正一・中村慎吾 (1993) 広島県のジョウカイボン相 (予報). 比和科学博物館研究報告, (31):43-65.
中村慎吾・秋山美文 (1993) 広島県帝釈峡のニシキキンカメムシ. 比和科学博物館研究報告, (31):67-70.
中村慎吾・野元正直・松田 賢 (1993b) 広島県大竹市小瀬川流域の昆虫類. 比和科学博物館研究報告, (31):119-153.
大平仁夫・中村慎吾 (1993a) 広島産コメツキムシ類の記録 (2). 比婆科学, (154):11-15.
中村慎吾 (1993b) 広島県北部産蝶・蛾類雑記 (5). 比婆科学, (155):7-10.
榎木成司・中村慎吾 (1993) 広島県産ハバチ類の記録. 比婆科学, (155):11-14.
大平仁夫・中村慎吾 (1993b) 広島産コメツキムシ類の記録 (3). 比婆科学, (156):1-5.
中村慎吾 (1993c) 広島県北部産蝶・蛾類雑記 (6). 比婆科学, (156):25-32.
中村慎吾・野元正直・松田 賢 (1993a) 広島県芦田川流域の貝類, クモ類と昆虫類. 比婆科学, (157):1-96.
1994
幾留秀一・中村慎吾 (1994) 広島県のハナバチ相. 比和科学博物館研究報告, (32):1-18.
今坂正一・中村慎吾 (1994) 広島県のジョウカイボン相 (第2報). 比和科学博物館研究報告, (32):19-24.
中根猛彦・中村慎吾 (1994) 広島県のベニボタル科とアカハネムシ科の分布記録. 比和科学博物館研究報告, (32):33-38.
中村慎吾・野元正直・木元新作 (1994) 広島県産ハムシ科目録. 比和科学博物館研究報告, (32):69-101.
大平仁夫・中村慎吾 (1994a) 広島産コメツキムシ類の記録 (4). 比婆科学, (160):11-20.
大平仁夫・中村慎吾 (1994b) 広島県産コメツキムシ類の記録 (5). 比婆科学, (162):57-61, 2pls..
1995
幾留秀一・中村慎吾 (1995) 広島県のハナバチ相 (2) -江の川流域を中心に-. 比和科学博物館研究報告, (33):49-60.
中村慎吾・佐々治寛之 (1995) 広島県のテントウムシ科の分布記録. 比和科学博物館研究報告, (33):61-64.
今坂正一・中村慎吾 (1995) 広島県のジョウカイボン相 (第3報). 比和科学博物館研究報告, (33):65-68.
前藤 薫・中村慎吾 (1995) 広島県とその周辺で採集されたコマユバチ. 比和科学博物館研究報告, (33):69-78.
池崎善博・中村慎吾 (1995) 広島県のハナアブ類. 比和科学博物館研究報告, (33):177-184.
大平仁夫・中村慎吾 (1995a) 広島県産コメツキムシ類の記録 (6). 比婆科学, (165):11-17, 2pls..
大平仁夫・中村慎吾 (1995b) 広島県産コメツキムシ類の記録 (7). 比婆科学, (168):15-20, 2pls..
中村慎吾・須藤智典・前川尚嗣 (1995) 広島県八千代町土師ダムの昆虫類. 比婆科学, (167):1-75.
西原幸彦・上本弘幸・前藤文三・中村慎吾 (1995) 広島県東部の蛾類. 比婆科学, (166):1-90.
1996
今坂正一・中村慎吾 (1996) 広島県のジョウカイボン相 (第4報). 比和科学博物館研究報告, (34):123-128.
中根猛彦・秋山美文・中村慎吾 (1996) 比和町立自然科学博物館所蔵の甲虫標本. 比和科学博物館究報告, (34):141-170.
幾留秀一・中村慎吾 (1996) 広島県北部地域および島根県西部地域 (高津川流域) のハナバチ類. 比和科学博物館研究報告, (34):171-180.
池崎善博・中村慎吾 (1996) 広島県のハナアブ類 (II). 比和科学博物館研究報告, (34):211-213.
大平仁夫・中村慎吾 (1996a) 広島県産コメツキムシ類の記録 (8). 比婆科学, (169):25-35, 3pls..
中村慎吾・奥田育夫・野見山洋之 (1996) 広島県大竹市弥栄ダムの昆虫類. 比婆科学, (170):1-76.
中村慎吾 (1996a) 比和町立自然科学博物館所蔵のゾウムシ類. 比婆科学, (171):51-60.
松田 賢・中村慎吾 (1996) 広島県太田川の昆虫類. 比婆科学, (173):1-96.
中村慎吾・松田 賢 (1996a) 広島県大竹市小瀬川の昆虫類 (補遺). 比婆科学, (173):97-104.
中村慎吾・松田 賢 (1996b) 広島県芦田川の昆虫類 (補遺). 比婆科学, (173):105-110.
大平仁夫・中村慎吾 (1996b) 広島県産コメツキムシ類の記録 (9). 比婆科学, (174):43-49.
中村慎吾 (1996b) フクイアナバチ広島県にも産す. 福井虫報, (19):47.
中村慎吾・清水健一・中崎清隆・金沢久夫 (1996) 熊野町の昆虫類. 安芸熊野の自然誌:267-318.
中村慎吾・関元生人・植敷光浩・高根真澄 (1996) 広島県灰塚ダム周辺地域のイシノミ類・他. 灰塚ダム湖とその周辺の自然:273-296.
竹井洋右・関元生人・中村慎吾 (1996) 広島県灰塚ダム周辺地域のトンボ類. 灰塚ダム湖とその周辺の自然:297-304.
原田樹男・中村慎吾 (1996) 広島県灰塚ダム周辺地域の甲虫類. 灰塚ダム湖とその周辺の自然:305-334.
榎木成司・中村慎吾・植敷光浩 (1996) 広島県灰塚ダム周辺地域のハチ類. 灰塚ダム湖とその周辺の自然:335-346.
中村慎吾・古川義雄・立河秀作・竹井洋右 (1996) 広島県灰塚ダム周辺地域のチョウ・ガ類. 灰塚ダム湖とその周辺の自然:347-382.
1997
秋山美文・中村慎吾 (1997) 神之瀬峡の昆虫類. 神之瀬峡の自然, 総合学術調査報告書:105-144.
幾留秀一・中村慎吾 (1997) 広島県におけるハナバチ類調査の総括. 比和科学博物館研究報告, (35):17-29.
中村慎吾・羽田義任 (1997) 広島県産蜂類分布資料. 比和科学博物館研究報告, (35):31-48.
今坂正一・中村慎吾 (1997) 広島県のジョウカイボン相 (第5報). 比和科学博物館研究報告, (35):49-52.
谷 幸三・中村慎吾 (1997) 広島県のカゲロウ目, カワゲラ目, ヘビトンボ目とトビケラ目. 比和科学博物館研究報告, (35):53-66.
中村慎吾 (1997b) 広島県のシリアゲムシ. 比和科学博物館研究報告, (35):67-72.
中村慎吾・吉原一美 (1997) 広島県産ゾウムシ上科目録. 比和科学博物館研究報告, (35):73-110.
池崎善博・中村慎吾 (1997) 広島県のハナアブ類 (III). 比和科学博物館研究報告, (35):111-115.
大平仁夫・中村慎吾 (1997a) 広島県産コメツキムシ類の記録 (10). 比婆科学, (176):7-13.
榎木成司・中村慎吾 (1997) 広島県産ハバチ類の記録 (2). 比婆科学, (176):15-20.
清水健一・中村慎吾 (1997) 広島県蒲刈町の蛾類. 比婆科学, (176):21-42.
中村慎吾 (1997a) 広島県産コバチ類とコマユバチ類の分布記録. 比婆科学, (176):55.
中村慎吾 (1997c) 比和町立自然科学博物館所蔵のゾウムシ類 (2). 比婆科学, (178):21-28.
中村慎吾 (1997d) 広島県におけるウシカメムシの記録. 比婆科学, (178):48.
大平仁夫・中村慎吾 (1997b) 広島県産コメツキムシ類の記録 (11). 比婆科学, (179):9-17.
比婆科学教育振興会(代表・中村慎吾)編 (1997) 広島県産昆虫誌 (I, II). 1330pp. 広島県産昆虫誌刊行会.
1998
中村慎吾・羽田義任 (1998) 広島県産蜂類分布資料 (2). 比和科学博物館研究報告, (36):31-42.
中村慎吾・中島元康・浜口敬太 (1998) 広島県大竹市小瀬川の昆虫類. 比和科学博物館研究報告, (36):53-142.
池崎善博・中村慎吾 (1998) 広島県のハナアブ類 (IV). 比和科学博物館研究報告, (36):143-146.
大平仁夫・中村慎吾 (1998a) 広島県産コメツキムシ類の記録 (12). 比婆科学, (184):21-23.
榎木成司・中村慎吾 (1998) 広島県高野町のハチ類. 比婆科学, (185):11-14.
中村慎吾・野嶋宏一・藤井陽子 (1998) 広島県世羅台地の昆虫類. 比婆科学, (186):1-122.
大平仁夫・中村慎吾 (1998b) 広島県産コメツキムシ類の記録 (13). 比婆科学, (187):17-20.
中村慎吾 (1998a) 庄原市西本町でクロコノマチョウを採集. 比婆科学, (184):41.
中村慎吾 (1998c) 広島県産コガネムシ類の分布記録. 比婆科学, (187):43-44.
中村慎吾 (1998b) 昆虫類. 蒲刈町誌自然編 (蒲刈町):233-252.
秋山美文・中村慎吾 (1998) 広島県高野町の甲虫類. 広島県高野町の自然史:371-454.
中村慎吾・原田樹雄・森山茂隆 (1998) 広島県高野町蝶類自然誌. 広島県高野町の自然誌 (高野町):475-517.
1999
中村慎吾・羽田義任 (1999) 広島県産蜂類分布資料. (3) 比和科学博物館研究報告, (37):19-32.
松田 賢・中村慎吾 (1999) 江の川水系の昆虫類. 比和科学博物館研究報告, (37):29-176.
中村慎吾 (1999) キバネツノトンボとムラサキシタバの新産地. 比婆科学, (189):44.
中村慎吾・若宮慎二・片山舜輔 (1999) 広島県口和町と高野町の昆虫類. 比婆科学, (190):1-143.
大平仁夫・中村慎吾 (1999a) 広島県産コメツキムシ類の記録 (14). 比婆科学, (191):7-15.
大平仁夫・中村慎吾 (1999b) 広島県産コメツキムシ類の記録 (15). 比婆科学, (192):59-66.
2000
今坂正一・中村慎吾 (2000) 広島県のジョウカイボン相 (第6報). 比和科学博物館研究報告, (39):77-80.
小西和彦・中村慎吾 (2000) 広島県産ヒメバチ科分布資料. 比和科学博物館研究報告, (39):107-115.
中村慎吾・羽田義任 (2000) 広島県産蜂類分布資料 (4). 比和科学博物館研究報告, (39):117-136.
池崎善博・中村慎吾 (2000) 広島県のハナアブ類 (V). 比和科学博物館研究報告, (39):137-140.
大平仁夫・中村慎吾 (2000) 広島県産コメツキムシ類の記録 (16). 比婆科学, (193):15-21.
中村慎吾・高山 直・浜口啓太 (2000) 広島県芦田川の昆虫類, 1997年の調査結果. 比婆科学, (196):1-146.
亀山 剛・片山舜輔・中村慎吾 (2000) 広島県八田原ダムの昆虫類. 比婆科学, (197):1-187.
中村慎吾 (2000) 広島県のウスイロヒョウモンモドキの絶滅 (?) の経過. ウスイロヒョウモンモドキの衰亡と保護 (第3回ホシザキグリーン財団公開シンポジウム報告書):23-25.
2001
中村慎吾・羽田義任 (2001) 広島県産蜂類分布資料 (5). 比和科学博物館研究報告, (40):81-98.
大平仁夫・中村慎吾 (2001a) 広島県産コメツキムシ類の記録 (17). 比婆科学, 198):39-44.
大平仁夫・中村慎吾 (2001b) 広島県産コメツキムシ類の記録 (18). 比婆科学, 200):27-33.
中村慎吾・梅森龍史 (2001) 広島県太田川の昆虫類, 1998~1999年の調査結果. 比婆科学, (19):1-166.
中村慎吾・亀山 剛・片山舜輔 (2001) 江ノ川の昆虫類. ホシザキグリーン財団研究報告, (5):17-114.
2002
秋山美文・中村慎吾 (2002) 広島県比婆郡西城町三坂の甲虫相. 比和科学博物館研究報告, (41):111-146.
小西和彦・中村慎吾 (2002) 広島県産ヒメバチ科分布資料 (2). 比和科学博物館研究報告, (41):151-154.
中村慎吾・羽田義任 (2002) 広島県産蜂類分布資料 (6). 比和科学博物館研究報告, (41):155-163.
野崎隆夫・中村慎吾 (2002) 広島県で採集されたトビケラ成虫の記録. 比和科学博物館研究報告 (41):165-180.
大平仁夫・中村慎吾 (2002) 広島県産コメツキムシ類の記録 (19). 比婆科学, (202):13-19.
中村慎吾・藤井宏之・岩見潤治 (2002) 広島県八千代町土師ダムの昆虫類, 2000年の調査結果. 比婆科学, (203):1-133.
中村慎吾・脇寺満文 (2002) 広島県弥栄ダム周辺の昆虫類, 2000年の調査結果. 比婆科学, (205):15-152.
2003
今坂正一・中村慎吾 (2003) 広島県のジョウカイボン相 (第7報). 比和科学博物館研究報告, (42):61-64.
池崎善博・中村慎吾 (2003) 広島県のハナアブ類 (VI). 比和科学博物館研究報告, (42):75-82.
中村慎吾・仁後賢治・須藤智典・高村和昭 (2003) 広島県庄原市川西町の昆虫類. 比和科学博物館研究報告, (42):93-180.
大平仁夫・中村慎吾 (2003a) 広島県産コメツキムシ類の記録 (20). 比婆科学, (208):1-6.
中村慎吾・梅森龍史 (2003) 広島県小瀬川水辺の昆虫類, 2001年の調査結果. 比婆科学, (209):1-73.
大平仁夫・中村慎吾 (2003b) 広島県産コメツキムシ類の記録 (21). 比婆科学, (210):17-20.
大平仁夫・中村慎吾 (2003c) 広島県産コメツキムシ類の記録 (22). 比婆科学, (212):27-35.
2004
亀山 剛・中西秀治・中村慎吾 (2004) 広島県八田原ダムの昆虫類 2000年の調査結果. 比和科学博物館研究報告, (43):133-292.
中村慎吾・野崎陽子・野崎達也 (2004) 広島県東広島市高屋地区の昆虫類. 比和科学博物館研究報告, (43):293-336.
中村慎吾 (2004a) 口和町湯木でヒメハルゼミを採集. 比婆科学, (213):35.
中村慎吾 (2004b) 総領町木屋でヒメボタルを採集. 比婆科学, (213):35.
2005
小西和彦・中村慎吾 (2005) 広島県産ヒメバチ科分布資料 (3). 比和科学博物館研究報告, (44):229-239.
中村慎吾 (2005a) 広島県産ハネカクシ類の分布記録. 比婆科学, (215):29-32.
中村慎吾 (2005b) ベニカミキリ, タチバナモドキの花を後食. 比婆科学, (216):68-69.
中村慎吾 (2005c) キクスイカミキリ, ノジギクに産卵. 比婆科学, (216):69.
中村慎吾 (2005d) 恐羅漢山でシラキトビナナフシとキュウシュウエゾゼミを採集. 比婆科学, (217):30-31.
中村慎吾 (2005e) カミキリムシ科の幼虫概説. In 日本産幼虫図鑑: 250-255, 学習研究社.
2006
亀山 剛・中村慎吾 (2006) 鍵掛峠 (鳥取・広島県境) 周辺の昆虫類. 比和科学博物館研究報告, (46):115-228.
亀山 剛・西 真弘・中村慎吾 (2006) 広島県太田川の昆虫類 2003年の調査結果. 比和科学博物館研究報告, (47):1-184.
中村慎吾・福井秀弥 (2006) 広島県芦田川の昆虫類, 2003年・2004年の調査結果. 比和科学博物館研究報告, (47):185-328.
中村慎吾・森山茂隆・上林俊治 (2006) 広島県のフクイアナバチ. 比婆科学, (220):31-37.
中村慎吾・尾田敏範・増田育子 (2006) 広島県土師ダムの昆虫類, 2005年の調査結果. 比婆科学, (221):1-163.
2007
野崎隆夫・中村慎吾 (2007) 広島県で採集されたトビケラ成虫の記録 (第2報). 比和科学博物館研究報告 (48):91-101.
中村慎吾・辻村匡志 (2007) 広島県弥栄ダムの昆虫類 2005年の調査結果. 比婆科学, (222):1-142.
中村慎吾 (2007a) 三次市三良坂町でキオビベッコウを確認. 比婆科学, (224):31.
中村慎吾 (2007b) クロアナバチ その後. 比婆科学, (224):31-33.
2009
亀山 剛・西 真弘・中村慎吾 (2009) 江の川の昆虫類 2004年の調査結果. 比和科学博物館研究報告, (50):1-219.
中村慎吾 (2009a) 備北丘陵公園のシンジュキノカワガ. 比婆科学, (229):68.
中村慎吾 (2009b) 比和自然科学博物館に収蔵された昆虫類. 比婆科学, (231):45.
2010
中村慎吾・喜田 賢 (2010) 広島県庄原市西城町西南部の昆虫, 2006年の調査結果. 比和科学博物館研究報告, (51):1-114.
小西和彦・中村慎吾 (2010) 広島県産ヒメバチ科分布資料 (4). 比和科学博物館研究報告, (51):227-235.
中村慎吾 (2010c) 広島県で採集されたトビケラ成虫の記録 (第3報). 比和科学博物館研究報告, (51):237-240.
山内健生・渡辺 護・中村慎吾 (2010) 広島県におけるアブ科の分布記録. 比和科学博物館研究報告, (51):241-247.
中村慎吾 (2010a) 佐々木順九郎著 「郷土の昆虫研究」 (1936)にみられる双三群八次村の蝶類. 比婆科学, (233):9-22.
中村慎吾 (2010b) 庄原市立比和自然科学博物館に収蔵された広島県産甲虫類. 比婆科学, (233):23-29.
中村慎吾・南恭亮・畔上雅樹・小林達彦 (2010) 広島県弥栄ダムの昆虫類 2005年の調査結果. 比婆科学, (234):1-164.
中村慎吾・前藤文三 (2010) 広島県初記録のオオハサミコムシ. 比婆科学, (236):1-4.
中村慎吾・金沢成三 (2010) 庄原市立比和自然科学博物館に収蔵された小川光昭氏採集広島県産昆虫標本. 庄原市立比和自然科学博物館標本資料報告, (10):1-44.
秋山美文・中村慎吾 (2010) 庄原市立比和自然科学博物館に寄贈された益本仁雄博士のオサムシ類コレクション. 庄原市立比和自然科学博物館標本資料報告, (11):15-24.
中村慎吾・倉岡美由貴 (2010) 庄原市立比和自然科学博物館に収蔵された庄原市高野町産昆虫標本. 庄原市立比和自然科学博物館標本資料報告, (11):29-75.
2011
柿沼 進・山内健生・中村慎吾 (2011) 広島県および島根県のクロバエ科・ニクバエ科分布記録. 比和科博物館研究報告, (52):23-35.
亀山 剛・中村慎吾 (2011) 広島県太田川の昆虫類 2007年の調査結果. 比和科博物館研究報告, (52):45-203.
中村慎吾 (2011a) 広島県世羅町小谷のトゲムネアリバチ. 比婆科学, (238):37.
中村慎吾・木下長則・青木哲哉・藤本俊仁・吉田浩史 (2011) 広島県八田原ダムの昆虫類2010年の調査結果. 比婆科学, (240):1-70.
中村慎吾・波多野玄・阿部直己 (2012) 広島県芦田川の昆虫類2010年の調査結果. 比婆科学, (241):1-88.
小島圭三・中村慎吾 (2011) 日本産カミキリムシ食樹総目録 (改訂増補版). 506pp. 比婆科学教育振興会.
2012
上本弘幸・中村慎吾 (2012) 庄原市立比和自然科学博物館に収蔵された庄原市産蛾類標本. 庄原市立比和科学博物館標本資料報告, (12):43-117.
亀山 剛・若宮慎二・中村慎吾 (2012) 広島県世羅町八田原ダムの昆虫類2005~2006年の調査結果. 比和科学博物館研究報告, (53):99-204.
中村慎吾 (2012a) シラホシハナノミを庄原市中本町で採集. 比婆科学, (243):41.
中村慎吾 (2012b) キアシブトコバチ、イシガケチョウの蛹より羽化. 比婆科学, (244):52.
2013
中村慎吾 (2013) 比和自然科学博物館に新たに収蔵されたタマムシ類. 比婆科学, (245):25-26.
羽田義任・中村慎吾 (2013) 広島県庄原市本村町で採集された蜂類. 比婆科学, (246):25-27.
2014
中村慎吾編 (2014) 広島県産昆虫誌(改訂増補版) (I-V). 2650pp. 比婆科学教育振興会.
2019
中村慎吾 (2019) 日本産カミキリムシの食樹と生態. 530pp. 比婆科学教育振興会.
356編