2020年7月20-26日、3回目となる久留米昆蟲研究會甑島調査に出かけました。
今回は九大准教授の細谷さんを加えて、7月20-23日は、今坂と國分さんとの3人で上甑島で調査し、その後下甑島に移動して、7月23-26日まで調査しました。
下甑島では7月22日から、会員の伊藤君(大分市)と有馬さんも参加されました。
ということで、ここでは、5名の採集状況について紹介しますが、大部分は各自、自由に動いて、好みの場所で採集しているので、終始同行している今坂・國分組の動きと、各人から見せていただいた採集品以外は良く解りません。そのあたりはご容赦ください。
なお、繰り返し訪れた採集地では、同様の話を何度も繰り返すことになるので、今回は採集地別にまとめて紹介します。
[上甑島 2020年7月20日-23日 細谷・國分・今坂]
<7月20日>初日
今回も、朝6時半に今坂の車で久留米を出発しました。広川ICから高速に乗り、串木野港を目指します。鹿児島IC経由で南九州道に入り、串木野ICで降りて一般道へ。弁当を買って、ガソリンを満タンにしてから串木野新港に10時過ぎに到着。
船着き場に車を停めて直ぐに、細谷さんが合流。
昨夜から走ってきて、早く着きすぎたので、しばらく仮眠をしていたとのこと。
乗船手続きをしに行くと、体温を測られ、体調が良好なことも申告。さすがにコロナ禍中で、甑島ではまだ1人も出てないとは言え、水際での検査態勢は厳重になっている模様です。
そう言えば少し前、下甑島の宿を予約しようと電話した際、ある宿では、「久留米から」との話に、「県外からは受けていない」と断られてしまいました。
11時20分出港。船内では皆さん、マスクをして、距離を空けて寝転がっています。前回からすると、乗船客はかなり少ないようです。
しばらく横になったかと思ううち、フェリーは上甑島の里港に12:35に到着しました。
今回は、細谷さんを案内する必要があるので、最初に、何カ所かのポイントを巡ることにしました。
彼はコガネムシ上科が専門で、特に、DNAの解析を通じて生物地理などを論じられています。今回の目的も当然ライトトラップによるコガネムシ上科の採集が主目的なので、まずは森林からと言うことで、牧の辻段の土砂崩れ跡へ案内しました。
なお、和名の後の☆は甑島列島初記録、*はその島の初記録です。ただ、中甑島の場合はほとんどが初記録なので、中甑島初記録は表示しません。
昨年6月に来たときはまだ、土砂崩れは通行止めのままでしたが、その後、改修されたようで、道路は開通していました。
水溜まりにはカラスアゲハが給水していて、次々、飛来してきます。
國分さんは、チョウを求めて歩いて行きました。
私はライトFITとベイトトラップを設置します。
細谷さんは、ノコギリカミキリとサメハダツブノミハムシを採っていました。
國分さんはアオスジアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、キタキチョウ、イシガケチョウを目撃し、キガシラアオアトキリゴミムシとヨツボシテントウを採集されていました。
トラップ設置後、次へと移動します。
翌日21日にライトFITを回収しました。
ライトFITには、アカヒメヒョウタンゴミムシ☆、チャイロコミズギワゴミムシ☆、ミドリマメゴモクムシ*、クロヘリアトキリゴミムシ、ミヤマクワガタ、コクワガタ屋久島亜種、ノコギリクワガタ*、ヒラタクワガタ*、セスジカクマグソコガネ*、
コシキクチボソコメツキ、チャイロコメツキ*、イガラシカッコウムシ、コマルキマワリ*、ミヤマカミキリ、ゴマダラカミキリ、クワカミキリ、キノコヒゲナガゾウムシ☆、サタアナアキゾウムシ*、アカナガクチカクシゾウムシ*などが入っていました。
アカヒメヒョウタンゴミムシは、コヒメヒョウタンゴミムシの未熟個体と良く似ていて混同していたのですが、森田(2020)の解説で区別できるようになりました。
南方系の種ですが、この後、いたるところでライトFITに入りました。
森田誠司, 2020. アカヒメヒョウタンゴミムシについて. KORASANA, (93): 149-153.
ライトFITの液に浸かったゴマダラカミキリは、ゴミに紛れて、一瞬、オオスミヒゲナガカミキリに見え、ヤッターと声を上げました。
まさかと思いながらも、甑島では佐多岬との共通種が多いことから、同行の國分さんにも、細谷さんにも、「オオスミだ」と吹聴し、良い気分でいたのですが、宿に帰って、再確認してゴマダラと解ってから、しばらくはバツが悪くて報告を躊躇った次第です。
ここのトラップには、結構沢山入っていたので、ライトFITを2基追加して継続し、翌22日、再度回収しました。
追加種としては、ナガヒラタムシ☆、コイズミコミズギワゴミムシ☆、タナカツヤハネゴミムシ*、フジチビヒラタエンマムシ、コブマルエンマコガネ*、ヒメセスジカクマグソコガネ*、カミヤビロウドコガネ*、
コシキカバイロコメツキ*、ナガヒゲブトコメツキ*、ヒメチャイロコメツキダマシ☆、オオナガシンクイ*、トウキョウムネビロオオキノコ、クロチビアリモドキ*、モンキゴミムシダマシ*、シバタカレキゾウムシ*、マツノカバイロキクイムシ☆が含まれていました。
ヤクシマナガヒラタムシなども疑ってみたのですが、普通のナガヒラタムシのようです。それでも甑島からは初めての記録です。
マツノカバイロキクイムシはかなり特徴的な色彩と形をしていますが、図鑑類に載っていないので同定できないでいました。野淵(1981)を見つけてやっと同定できましたが、北海道から九州まで広く分布する種のようです。
野淵 輝, 1981. わかりやすい林業研究解説シリーズ No. 67 外材のキクイムシ類(下)-ソ連材と南洋材のキクイムシの同定分類-. 79pp. (財)林業科学技術振興所.
それから、コイズミコミズギワゴミムシ Paratachys koizumii (Habu) 本州(奈良・広島)ですが、この種も図鑑類には載っていません。
中根(1978)の解説によると、体長3.7mm前後で、「前胸後背部の横溝は中央部でわずかに中断する。後角は直角。上翅は第1-4条溝が明らかで刻み目がある」のがコイズミで、
「前胸後背部の横溝は中央部で中断し、正中溝はそこを通過して後縁に達する。後角は鋭角であるが先端は鈍い。上翅は第1-3条溝が明らかで、他はほとんど消失している」のが、トカラコミズギワゴミムシ Paratachys troglophilus (S. Ueno) 本州,四国,九州,ト(中,宝)
だそうです。
中根猛彦, 1978. 新シリーズ 日本の甲虫 (48) ゴミムシ科 (2). 昆虫と自然, 13(4): 14-18.
体長3.7mm以上では、この2種しか選択肢が無く、主として上翅の条線が4条まで見えたことから、コイズミとしたのですが、ゴミムシ研究者の森田さんに伺ったところ、コイズミは♀1個体で記載され、その後もほとんど記録がないことで、トカラとの区別もよく解らないということでした。
さらに、興味深い種がもう一種。
この個体は、10m以上あってかなり大きく、当初、カバイロコメツキの仲間のどれか、くらいに思っていました。南方系のオオウスカバイロコメツキに仮に同定し、京大にいる有本君に写真を送ってみたところ、「オオウスではなく、見たことがありません」との返事で、俄然期待が高まりました。
送って見て貰うしか無いかと思って、送る前に標本を確認してみたところ♂交尾器が露出していて、「そう言えば、甑島の固有種でコシキカバイロコメツキ Ectinus koshiki Kishiiというのがあったな」と気が付きました。
この種は岸井(1984)により下甑島青瀬産1♂を基に記載された種で、その後の記録はありません。原記載には♂交尾器が図示されているだけで、全形図は掲載されていません。
Kishii, T., 1984. The elaterid-beetles of the tribe Agriotini from Japan (Coleoptera: Elateridae, Elaterinae). The Elateridae of Japan, 1. Bull. Heian High School, Kyoto, (28): 11-77.
♂交尾器を図と比較してみると、割と似ている感じがします。
これはヒットかもしれないと、有本君に標本を送って、楽しみに待っていたところ、大阪市自然史博物館にホロタイプが保管されていて、それと比較して、コシキカバイロコメツキと確定できたそうです。本種2例目の♂で、上甑島初記録になるそうです。ホロタイプと比較して同定していただいた有本博士に深謝いたします。
本種の全形写真が示されるのはこれが最初です。
また、ベイトトラップには数は少なかったのですが、コイズミコミズギワゴミムシ、イクビモリヒラタゴミムシ、フトツツハネカクシ*、アカマダラケシキスイ、マルキマダラケシキスイが入っていました。
ライトでもベイトでもコイズミコミズギワゴミムシが採れましたが、この後、甑島のどこからも見つかっていません。
コシキカバイロコメツキもここだけです。
あるいは、この土砂崩れという立地が、この2種の生息に関係があるかもしれません。
トラップ回収後、周囲の枯れ木や倒木を叩いてみました。葉も掬ってみて、カワムラヒメテントウ、コヒラタホソカタムシ、ツヤケシヒメホソカタムシ、ツヤナガヒラタホソカタムシ、ダルマチビホソカタムシ、
キタツツキノコムシ*、マルツヤキノコゴミムシダマシ、ベニモンキノコゴミムシダマシ、サメハダツブノミハムシ、ルリナガスネトビハムシ*、ミツギリゾウムシ*が見つかりました。
國分さんはクロヘリアトキリゴミムシ、アカイロテントウ☆、ヤクズビロキマワリモドキ*、キイロタマノミハムシ、ツツノミゾウムシ、ケシクチカクシゾウムシ*を採られています。
牧の辻段では、79種採れました。
〇遠目木山 162種(甑島初20) 7月20日から22日
次に、遠目木山の林道に向かいます。
途中、細谷さんに里の町が良く見える場所を教えるため途中下車。
ここからライトFITを設置しながら、遠目木山の林道を案内します。
國分さんは道沿いを叩いて、コヒゲナガハナノミ、カワムラヒメテントウ、キイロクビナガハムシ、ルイスコトビハムシ、イトヒゲナガゾウムシ*、サカグチクチブトゾウムシを採られていました。
また、チョウでは、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、キタキチョウ、ヒメウラナミジャノメを目撃、イシガケチョウを1♀採集。
ヒメハルゼミの鳴き声を聞かれたそうですが、上甑島では記録されていないので、初記録になります。
前回見つけておいた、ヘリグロセダカトビハムシのホストのフウトウカズラも確認してみましたが、食痕はあったものの、虫は見つけられませんでした。
私と細谷さんはライトFITと、バナナトラップを設置していきます。
設置が終わった後、國分さんを拾って、須口池、中甑と回り、宿に荷物を置いて食事を済ませてから、夜は遠目木山でスクリーンを張っての灯火採集です。
私は、数年前から発電機は止めて、車のバッテリーから変換器を使って交流にし、ブラックライトとノーマルの蛍光灯を使って、灯火採集をやっていました。
しかし、有馬さんや、國分さんの水銀灯などを使ったセットとは、虫の飛来に雲泥の差があることを痛感していました。
そんな中、佐賀の廣川さんが、ご自身が購入されたHIDライトとリチウムバッテリーのセットを教えてくださいました。また、野田さんにも助言していただいて、製作・販売されている今峰さんを紹介いただきました。
廣川さんのセットが以下のものです。
(HIDライトセット、今峰さん製作)
セットで4万円弱、バッテリーは一晩充電して、数時間以上点灯可能。全てで5kg程度で担いで山登りも可能。年寄りには非常に有り難いアイテムです。
と言うことで、なんとか今回の甑島行きに合わせて、まったく同じセットを今峰さんに作っていただきました。急ぎの注文に対応いただいた今峰さん、このセットを教えていただいた廣川さん、組み合わせ等について助言いただいた野田さんに、厚くお礼申し上げます。
このセットが欲しい人から連絡をいただければ、今峰さんを紹介できます。
さて、私はこのセットを使用し、スタンドにスクリーンとして遮光カーテン(キラキラ反射する)を張り、中央にFITを下げてライトトラップとします。
と言うのも、英彦山の採集会で、膜から自身の目で見て採集した種数より、膜の中に吊したFITに入った種数の方が、特に微小甲虫では多い事を痛感したからです。
細谷さんは、さすがにコガネ屋だけあって、ライトトラップメインなので、当然ながらの、より強力なHIDライト-リチウムバッテリーのセットと、さらに、発電機-蛍光灯(ケミカルライトと昼光色)の2セットを使用されていました。
この日から数日ご一緒したり、別々にしたりしましたが、結局、この細谷スタイルの強力サーチライトで遠方まで照らした上で、手元のスクリーンに蛍光灯を点すというダブル点灯が、最も強力のようです。
この日の灯火採集で、細谷さんは、ヒメセボシヒラタゴミムシ☆、チャイロホソヒラタゴミムシ*、クビアカモリヒラタゴミムシ*、タナカツヤハネゴミムシ*、ケゴモクムシ☆、ミドリマメゴモクムシ*、
ムナビロアトボシアオゴミムシ*、オオヤマトオカツヤガムシ☆、アカケシガムシ*、トゲバゴマフガムシ*、ズグロカミキリモドキ*、コスナゴミムシダマシ*、シロスジカミキリ*、キクイサビゾウムシ*、ツヅミキクイムシ*を採集されていました。
なお、今回の甑島採集分のうち、コガネムシ主科については、細谷さん主導で纏められることになっており、細谷さん採集のコガネムシ主科については、ここでは紹介しておりません。
私自身の採集品も、顔ぶれは大差ないのでご容赦いただきます。
本種は本州,四国,九州に分布しますが、余り知られていないので、記録は少ないようです。
本種は湿地で見られる種で、一瞬、何故こんなところでと思ったのですが、甑島では、本種のように湿地性、水生の種が山林でも良く得られます。
島では山林と言っても、元は耕作地であったような場所がほとんどで、見かけないだけで、そこら中に湿地状の水路や水溜まりなどが存在するのかもしれません。
國分さんはせっせと、蛾の採集に努めていらっしゃいましたが、ミヤマカミキリも採集されていました。
私のスクリーンには、点灯当初から、次々にヒメハルゼミが飛来し、4♂ 6♀を採集しました。上甑島の記録が無いことは先に書きましたが、やや発達した樹林があれば何処でもいるようです。
私は、他にマイマイカブリ、コヒメヒョウタンゴミムシ*、アトオビコミズギワゴミムシ☆、クリイロコミズギワゴミムシ*、カラカネゴモクムシ*、キボシマメゴモクムシ*、クロズホナシゴミムシ、チビゲンゴロウ、コガタノゲンゴロウ、オチバヒメタマキノコムシ*、
ニセトガリハネカクシ*、クロズトガリハネカクシ*、ツマアカナガエハネカクシ☆、クビボソハネカクシ*、チビクビボソハネカクシ*、カクコガシラハネカクシ*、キバネセミゾハネカクシ*、ツマアカマルハナノミダマシ*、セスジカクマグソコガネ*、ヒメセスジカクマグソコガネ*、キュウシュウカクマグソコガネ*、
マルガタビロウドコガネ*、サンカクスジコガネ*、スジコガネ*、リュウキュウダエンチビドロムシ*、ツツデオキスイ☆、クロチビオオキノコ*、クロヘリヒメテントウ*、ツマグロキゲンセイ☆、モンキゴミムシダマシ*、サビアヤカミキリ*、シリアカマメゾウムシ*、キイロクワハムシ*などを採集しました。
やはり、FITのおかげで、小さい虫も採れているようです。
翌21日は、私がライトFITの回収と更新をしている間だ、國分さんは林道を歩きながら叩いていました。
國分さんはチャイロコメツキ*、フタモンクロテントウ、ベニヘリテントウ*、ナミアカヒメハナノミ、マダラニセクビボソムシ、ヒメニシキキマワリモドキ、アヤモンチビカミキリ、コゲチャサビカミキリ、キボシツツハムシ、カシワツツハムシ、キイロタマノミハムシなどを採られていました。
また、チョウではアオスジアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、キタキチョウ、イシガケチョウを目撃し、アマミウラナミシジミ2♂を採集されたそうです。
細谷さんも、クロセセリ1♂を採集されていました。
私は、例のフウトウカズラでやっとヘリグロセダカトビハムシを確認し、イチモンジハムシとマドボタルの幼虫を見つけただけです。
このマドボタルですが、甑島では何の種も記録されて無く、まだ成虫を採ってないので、種は不明のままです。
細谷さんは、20-22日の間、ライトFITを設置され、スクリーンで採集した種以外のものとしては、コヒメヒョウタンゴミムシ*、アトオビコミズギワゴミムシ☆、クロオビコミズギワゴミムシ*、ヨツモンエグリゴモクムシ☆、
ムナビロアオゴミムシ☆、アトワアオゴミムシ、ホソセスジゲンゴロウ、マメガムシ、クロシデムシ、デメヒラタケシキスイ*、ミツカドホソヒラタムシ*、ケブカクチブトゾウムシ*、アカナガクチカクシゾウムシ*などを採集されています。
上記2種は、どちらも、南方系で、九州の沿岸地方の記録もありますが、余り多くありません。
私は、21日と22日に2回に分けてライトFITを回収しましたが、スクリーンで採集した種以外でも、ナガヒラタムシ☆、クロモリヒラタゴミムシ*、コウセンマルケシガムシ*、ミヤマクワガタ、コクワガタ屋久島亜種、ノコギリクワガタ*、ヒラタクワガタ*、ナガチャコガネ甑島亜種、カミヤビロウドコガネ*、
カブトムシ、チビマルヒゲナガハナノミ☆、ムナビロサビキコリ*、クリイロアシブトコメツキ*、コシキクチボソコメツキ、クシヒゲチャイロコメツキダマシ☆(畑山武一郎氏同定)、キイロホソネスイ☆、セマルチビヒラタムシ☆、クロヒメヒラタホソカタムシ*、キタツツキノコムシ*、オオクチキムシ*、
コマルキマワリ*、アオスジカミキリ、カノコサビカミキリ、ホソクチカクシゾウムシ☆、ヒメクチカクシゾウムシ*などが含まれており、ライトFITを数多く設置した方が、スクリーンライトより、多くの種を確認することについては効率的なようです。
私は、この種は初めての採集で、かなり嬉しかったです。
さらに、細谷さんはバナナトラップを7月20日から22日まで設置され、クワガタ・コガネ類以外では、オオナガコメツキ、オオクシヒゲコメツキ、ミヤマカミキリなどを採られています。
遠目木山の林道では、上甑島で最も力を入れて採集した地点であることが功を奏したのか、最多の162種が採集されました。
つづく