2007年11月10日(土)〜11日(日)にかけ九州虫屋連絡会が大分県玖珠郡九重町湯坪の「民宿日向」において開催されました。
この会も今回で29回目を迎え、年々盛況になってきており、今回は今までの最高となる41名の参加者がありました。北は関東から南は鹿児島まで、初参加の方も11名あり、和気あいあいの中での開催となりました。
まず、話題提供として、コガネムシ研究会事務局長の川井さんから話題沸騰中の日本産コガネムシ上科図説のお話しをして頂きました。
(左:発表する川井さん、右下にまだ発行されてない見本を見ている、右:聴衆)
作成にあっての苦労話しや、今後の出版予定の内容など、出席者一同、話しに引き込まれていました。
懇親会では、全員が部屋におさまるのか?と、事務局として心配しましたが、民宿の女将さんの知恵で、全員同じ宴会場に一堂に会し、楽しむことが出来ました。
出席者中、一番若い築島くん(21才)に乾杯の発声をお願いし、懇親会が始まりました。
山菜や秋の味覚を、ふんだんに使った豪華料理が次から次に運ばれ、お酒の量も増えていきました。
恒例の一人一話では、今年の成果に聞き入ったり、また合いの手が入ったりと盛り上がりました。
その後、別館の大広間に移動し、待ちに待ったオークションの開始です。
開始に先立ち、(有)むし社から提供頂いた「擬態する蛾スカシバ」や月刊むし1年分、BE・KUWAの来年のカレンダー、コガネムシ研究会からのオオヒゲブトハンムグリの大型ポスターの抽選会を行い、ボルテージは嫌が上にも盛り上がりました。
オークショニアはいつもの西田、野田のご両人。
(写真)
出品は蝶から甲虫まで幅広く、北から南までよく皆採集に行ってると感心する出品内容でした。オークショニアの話術で値段が上がったり、またこんな値段で?という格安の落札にと、アッという間の2時間半でした。
オークション終了後は、珍しい標本を見せ合ったり、今年の成果や来年の採集計画などの情報交換をしたり、夜の更けるのを忘れて虫の話に夢中になっていました。
(会に集まった主に九州の虫屋の面々)
翌日は朝食後解散。温泉に入ってゆっくりする人、採集に出かける人と思い思いに散っていきました。
九州虫屋連絡会は自由気ままな集まりで、虫好きな人なら誰でも参加できます。
気楽に参加してみませんか?
(上記の文章は、世話人の小野さんの原稿に、今坂が若干手を入れたものです)